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タロットカードを引くSlack botを審査を通すまでにやったこと

Last updated at Posted at 2019-02-09

はじめに

少し前に、Slack botを作りました。

このときはまだSlackの審査が終わってない、いわゆる「野良アプリ」状態でした。今回、Slackの審査を行って無事に公開されたため、その流れを書きます。

公開までの流れ

以下のように、公開までに2回リジェクトされました。
最初に審査を出してからOKが出るまで10日かかりました。
ただ、そんなに難しくなかった感じです。

前準備
 ↓
アプリの申請(1回目)
 ↓
リジェクト(1回目)
 ↓
アプリの修正(1回目)
 ↓
アプリの申請(2回目)
 ↓
リジェクト(2回目)
 ↓
アプリの修正(2回目)
 ↓
審査OK
 ↓
公開

やったこと

アプリを公開するために、以下の作業を行いました。

  • プライバシーポリシーページを作る(英語)
  • 概要を書く
  • DMに対応
  • ヘルプ機能対応

プライバシーポリシーを作る(英語)

Google検索をすると、「プライバシーポリシージェネレータ」というものがいくつか見つかります。最初はこれを使う予定でした。

しかし今回作ったbotはシンプルなもので、保持している情報はトークンおよび、アプリが取ってるリプライのログだけです。なのでプライバシーポリシーもシンプルなもので十分だと考えました。

そこでまず、他のシンプルなbotのプライバシーポリシーを調べてみました。

例えばCatFactsというbotのプライバシーポリシーはとても簡素にできています。
書かれているのは「メッセージのために認証トークンのみ保持しているよ」というたった1文です。

シンプルな例を見つけたので、プライバシーポリシーは自作したほうがいいと確信し、Google翻訳を使って自作しました。

1回目の申請

プライバシーポリシーを記載して、とりあえず1回目の申請を行いました。
1回目は「概要が不十分」と言われてリジェクトされました。

概要をきちんと書く

最初は「タロット引くだけのbotに書くことなんてないよ」と思い、雑に文字稼ぎをして埋めてたのですが、それだとダメだと言われました。以下の2点をきちんと書く必要があります。

  • このアプリができること
  • 使い方

概要は日本語で書いて問題ありません。

2回目の申請

概要を修正したあと、2回目の申請を行いました。
2回目は「ダイレクトメッセージに対応していない」「ヘルプ機能がない」と言われてリジェクトされました。

ダイレクトメッセージ(DM)に対応

DMに対応するにはイベントmessage.imをSubscribeする必要があります。

ただし来たメッセージにそのままリプライすると無限にリプライし続けてしまうため、botかどうかの判定を入れました。具体的には、イベントに含まれる subtypes の値が bot_message の場合に無視しています。

{
  "type": "message",
  "subtype": "bot_message",
  "text": "...",
  "ts": "...",
  "user": "..."
}

ヘルプ機能対応

ヘルプ機能に対応するには、テキストに応じて処理を変える必要があります。たろっとさんでは、以下の2パターンの文字列が来たときにヘルプ表示を行っています。

  • テキストが help のみの場合(DM)
  • /^<@[\w]+> help$/ にマッチする場合(リプライ)

3回目の申請

3回目の申請後、レビューが完了したというメールが来ました。

以下のように書かれているので、アプリのページに移動して、"Publish App"を押すことで、アプリが公開されました。

There’s just one last step: when you’re ready to publish your app to the App Directory, head over to your app configuration and hit “Publish App”

6019efe14a0419a9ad9c5f5a4687fe16.png

おわりに

作ったけど誰も使ってくれてません(ノ∀`)
やっぱりTwitter Botの方が需要ありますかね・・・

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