connpassというサイトに出会ってからいろいろな勉強会に足を運ぶようになり、そしてLT(Lightning Talk)というものの存在を知りました。
LTって
ライトニングトーク(英: Lightning Talks)とはカンファレンスやフォーラムなどで行われる短いプレゼンテーションのこと。様々な形式があるが、持ち時間が5分という制約が広く共有されている。
と、ペディアさんには書かれてました。
5分とは限らないけど要は短いプレゼンって事でいいかと思います。
1時間〜2時間の間に5〜10人くらいが代わる代わる話感じ。軽い(Light)なトークという意味でもあるんじゃなかろうか。
筆者は半年前くらいに初LTを体験したのですが、毎回違うオンラインプレゼンスライドを使っており、使いたいのはだいたい使ったのでシェアしてみようと思いました。
ランキング
早速ですがランキング形式で7ツールをご紹介。もちろん独断と偏見によるものですし、あくまでIT系の勉強会等でのLTという観点での話です。
ちなみにslideshareのような完成したスライドのシェア目的ものは含めてません。
Rank | ツール名、リンク | 公開/非公開1 | アニメーション | テンプレの多さ | 使いやすさ | レイアウトしやすさ | お手軽 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Slides | △ | ◎ | × | ◎ | ◎ | ○ |
2 | Google Slide | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
3 | Qiitaスライド | ○ | × | × | ◎ | △ | ◎ |
4 | slideship | ○ | × | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
5 | ZOHO Show | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
6 | Sway | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ |
- | prezi next | △ | ○ | ○ | × | × | × |
- | Beatutiful.AI | - | - | - | - | - | - |
- | slidebean | - | - | - | - | - | - |
簡単にコメントしますと、Slidesがかなり使いやすいし、機能も豊富で、視覚効果も良いです。唯一の難点が非公開にするのが有料な事。次点のGoogle Slideはその点はクリアしていますし、これでまったく問題ないです。
Qiitaスライドはお手軽な事につきる。Markdownで書けるし、会場で急遽LTをするようになった方がこれでサックリ書いてLTしてたのを見た事があります。レイアウトはしにくいけどはみ出てもスクロールができるので、気にせず書けるという点で良し。4位のslideshipもmarkdownで書けてお手軽なんだけど、1ページに収まる文章量に難点あり。コードを記載する時に少し困ります。
なお、prezi nextはかなり特殊なもので使い方、場面を選ぶ。Beatutifl.AIはテンプレ感が強すぎてうまく使えず諦めた。slidebeanは使ってみようと思ってるがまだって感じです。
以下より、それぞれについて深掘ります。
#Slides
https://slides.com/
リクガメの平穏を見守るシステムを作る
JS関連の勉強会でカメネタを使ってLTしました。それとLavavel系のLTでも使った。
パワーポイント使えればだいたい使えそうなツールで、初見でも問題ないです。
嬉しい特徴としては
- コードをスクロールバー付きで埋め込める
- サイトをiframeで埋め込める
- プレゼンビューをスマホで操作可能
- 横だけじゃなくて縦にもスクロール化
ちなみに月$5で非公開にできるみたいです。
https://slides.com/pricing
#Google Slide
https://docs.google.com/presentation/
だいたいパワーポイント。
実はLTでは使った事ないのですが、社内でちょっとした資料作る時に使ってます。
一番うれしいのは公開/非公開の制御でしょうか。制御方法が多彩。
1位じゃないのは単に好みの問題です。無難すぎかなって。
#Qiitaスライド
https://qiita.com/
今あなたがごらんになっているこのサイトでございますよ。
1時間で作るgoogle homeアプリ(社内勉強会向け)とかがそうです。
社内向けなんだけど外にも向けて見たくてQiitaにしました。
記事書くときにスライドモードにチェックを入れるとmarkdownでサクッと書ける。
急を要す時にどうぞ。
難点としては図形だとかプレゼンっぽい事したいときかな。
基本、テキストと画像挿入ぐらいでなんとかするしかない。
#slideship
https://slideship.com/
RustでWebAssemblyしてみた
WEBエンジニア向けの勉強会で10分LTした時のものです。
markdownで書けて、サクサク作れるので気づいたらどえらいページ数になってました。コードもmarkdownっぽくペタペタ貼り付けていったのですが、文字数が多くてもスクロールバーが出る事はなく、コードを部分的にしたりと調整が必要になってました。あと画像も貼るだけでサイズぐらいしか調整はできません。
お手軽さは捨てがたいのでQiitaスライドじゃビジュアル的につまらんなって時に是非。
ZOHO Show
ポップなテンプレが多いように思いました。
なんかいろんなサービスやってて、Showもそのうちの一つっぽいです。
機能的に十分ではあるものの、完成度がちょっと低い感じする。
あと、ヘッダーにロゴが出たりします。
#Sway
https://sway.office.com/
LT資料は次回やるLTで公開予定です。
ただ資料はだいたいできた。
Swayはけっこうクセが強くて正直使いにくい。
標準だと巻物みたいに縦スクロールで展開されていくんだけど、うまく作れなくて通常のスライド方式で作ってしまっています。
そして各スライドにテンプレ感が強い。テンプレから抜け出す事が難しく、文字の装飾とかの自由度も低い。
慣れたらサックリ資料作れる系なのかもしれないけど、ITエンジニアのLTにはちょっと向かないかなって思いました。
#prezi next
https://prezi.com/
シチュエーションを選ぶと思うので、これは番外的な扱い。
一枚大きなスライド(というか全体図)を容易し、部分部分をズームしてスポットを当てて話していくツールです。紙芝居的ではない。
なお、非公開なプレゼンで一度使いました。
内容としてはシステムの構成図を元にして、要件やら提案やらを話していくプレゼン。
LTよりは少し長めでした。
システムの構成図をベタっと表示して、各部分ごとをズームして掘り下げていく感じ。この時のシチュエーションにはバッチリだったと思ってます。
ただ、問題点も。
問題点
- 非公開は有料プラン
- 日本語のフォントがない(なぜか中国語のフォント)
今はどうかはわかりません。
#終わり
そんな感じでございます。
Slidesの有料プランいっちゃおうかなって思ってます。
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◎○:無料,△:有料 ↩