学生なのでお金がない。
ソースコード管理編2選
1.Gitlabクラウド(Gitlab)
Gitlabクラウド(Gitlab)ややこしい。ソフトウェアのGitlabとの曖昧さを避けるために、あえてGitlabクラウドと言っています。
言わずもがななGitレポジトリホスティングサービスです。世界的にはGithubが有名ですが、自前のサーバを立てて運用するときなどは、Gitlabも多く使われています。多くの方は自前のサーバに立てる用途を想像したのではないでしょうか。しかしGitlabクラウドは、その名の通りクラウドです。自前のサーバにGitlabをインストールすることなく、Gitlabを利用することができます。
Gitlabクラウド(Gitlab)でできること
- Organization(グループ)作成し放題
- Organizationのメンバー数は無制限
- パブリックなレポジトリ作成し放題
- プライベートなレポジトリは1レポジトリにつき容量1GBまで作成し放題
- MileStone, issue, wiki作成可能
メリット
- 運用コストゼロ!
- お金がかからない
- 実はEnterPriseEdition(自前で立てると有料)
デメリット
- 英語つらい(慣れればフィーリングでイケる)
- 頻繁にダウンして繋がらなくなる
- 「リリースなのに〜!」なんてことも
- 重たい
詳しいことはここに書いてある
2. BitBucket
BitBucketも名の知れたGitレポジトリホスティングサービスです。チームは5名まで無料で作成できます。CirKitの場合は5名以上いるし、そもそも人数増えた時に対応できないとまずいので前述のGitlabクラウドを利用しています。
BitBucketでできること
- レポジトリ作成数無制限
- チーム作成可能(5名まで)
- Atlassianのツールとの強い連携
メリット
- 日本語対応(日本人なので)
- サービス自体が安定している(Atlassian)
デメリット
- チームだと5人までしか使えない
余談
ぼくたちは、諸事情で学生なのに学生団体ライセンスをもらえないけど、ちゃんと学生団体として認知されているのであれば、GithubEducationで申請して、 "タダで" Githubを使うべきだと思う。
連絡ツール編2選
1. Slack
Slackいいですよね。ぼくたちも使ってます。
外部サービスとの連携の強さが魅力です。
Slackでできること
- チャンネル作成(特定のメンバーのみ参加して特定のジャンルの会話を行える)
- 10個の外部サービスと連携できる(それ以上は有料)
- 5GBのストレージ
- メンバー数無制限
- Mac, iOS, Android, Windows, linux(β版)アプリある!
メリット
- UIが洗練されてて使いやすい(キーボードショートカットとかも)
- 使ってて楽しい!
- 外部サービスとの連携が強い(誰かがgit pushすると通知がくる)
デメリット
- すべてのチャンネルのトータルのメッセージ数が1万を超えると削除されていく
- 前のメッセージに遡れないので、メモ的な使い方はNG
- 英語つらい(慣れればイケる)
2. Chatwork
Chatworkも日本語で使える易しいサービスです。
Chatworkでできること
- 14のグループチャット作成
- ビデオ会議(1対1)
- 5GBのストレージ
- iOS, Androidアプリある
メリット
- 日本語(日本人なので)
- メッセージをタスクとして登録する機能(これ好き)
- 「帰りにケーキ買ってきて〜」-> タスク化 = 忘れない。
デメリット
- Shift + Enterでメッセージ送信
- これだけはどうしても許せない...絶対間違えるやん...
- 大きくなるとグループ数が足りなくなる
3. Hipchat
Hipchatいい。ちょっとしか使ったことないけど、機能的にはSlackと同等くらいだという印象だった。
Hipchatでできること
- 外部サービス連携無制限!
- メンバー無制限!
- チャンネル作成(特定のメンバーのみ参加して特定のジャンルの会話を行える)
- Mac, iOS, Android, Windows, Linuxアプリある!
- 5GBのストレージ
メリット
- Atlassianのツールとの強い連携(Bitbucket使うんだったらHipchatかも?)
- 外部サービスの連携もSlackとほとんど同じくらいできる
- Linuxクライアントある!!
デメリット
- すべてのチャンネルのトータルのメッセージ数が2.5万を超えると削除されていく
- Slackよりは1.5万も多い
- 英語つらい
余談
ぼくたちはSlackを使っているけど、個人的にはHipchatが良い気がする。新しいことやりたいときに外部サービス連携数が足かせになるくらいだったらSlackを捨てる。あとLinux対応はホント素晴らしい。
タスク管理ツール編2選
1. Trello
あまりにも有名すぎて、一瞬ここに出すべきか迷ったが、お手軽さでは複数あるタスク管理ツールの中でも群を抜いているTrelloを外すことはできない。直感的なUIで非常にシンプル。例えば、大学の課題ボードの中に、やるべきことリスト、やっていることリスト、やりおわったことリストを作成して、実際になにをやるのかをカードとして作成する。あとはそのカードを動かしていくだけ。
1. Trelloでできること
- グループ作成
- グループメンバー数無制限
- ボード、リスト、カード作成数無制限
- 画像など10MBまで保存可能
- iOS, Androidアプリあり
メリット
- 誰が何をやっているのかわかる
- 使いやすい
デメリット
- あえてあげるとしたら英語(やっぱり日本人なので)
2. Redmine
Redmineです。Railsをやっている人間なら誰しも一度は聞いたことのあるプロダクトではないでしょうか。タスク管理と情報共有などができる多機能ツールです。が、Redmineはサーバがないと "タダで" 動かせません...。今回出すか迷ったのですが、PaaSを使えばなんとか...と思って紹介します。
Redmineでできること
- チケット(タスク)を細かく設定(期限、担当者、重要度)
- ガントチャートを引いてくれる
- Gitとの連携(同じサーバ内のレポジトリが対象だったかも...)
- iOS, Androidアプリあり
- etc...
メリット
- 多言語対応。日本語も!
- 機能豊富でかゆいところに手が届く
デメリット
- 複雑で覚えることが多い
- サーバないと動かせない
余談
タスク管理については、答えのない永遠の悩みっぽい気がしている。ぼくたちは、ほとんどGitlabのマイルストーンとissueで管理しているけど、それも正しいとは限らない。アジャイルとかでさくさく開発していくならTrelloで、ウォーターフォール的に開発していくならRedmineとか使うべきなのかもしれない。ちなみにRedmineのチケットをTrello風に使えるBacklogsっていうプラグインもあった。
PaaSサービス編3選
PaaSとはPlatform as a Serviceの略で、例えばRailsアプリを動かすための環境を提供してくれるサービスだ。
1. Heroku
いまさら何言ってんだコイツ、と思われるかもしれないが、herokuである。
Herokuでできること
- 1万行DBに保存できる(ポスグレ)
- アプリケーションをデプロイ
- Ruby
- Python
- Node.js
- PHP
- Go
- Java
- Scala & Play
- Clojure
メリット
- 言語いっぱい対応してる
- コマンドラインからの操作も容易
- 日本語の記事とかブログがたくさんあって、調べやすい
デメリット
- 30分ほっとくと、勝手にスリープになる(起動に時間がかかる)
- 24時間の内6時間はスリープさせないといけない(実質18時間使える)
2. OPENSHIFT
OPENSHIFTとはRedHat社製のPaaSです。
OPENSHIFTでできること
- 3つのスモールインスタンス作成
- 1GBのストレージ
- 独自ドメイン取得
- アプリケーションをデプロイ
- Ceylon
- Go
- Hack
- Java
- Node.js
- Perl
- PHP
- Python
- Ruby
- Scala
- Vert.x
- etc...
メリット
- 多くの言語やフレームワークに対応している
デメリット
- ストレージが1GBなのでデータを使うサービスの運用は厳しい
- 日本語の情報が少ない
3. MOGOK(もごっく)
MOGOK(もごっく)とは、IIJが提供するRuby,PHP,Node.jsアプリケーションのPaaSです。個人アカウントで登録すると、Webインスタンスが1つだけ無料で使えちゃいます。
MOGOK(もごっく)でできること
- Webインスタンスを1つ使用
- DBインスタンスも
- アプリケーションをデプロイ
- Ruby
- PHP
- Node.js
メリット
- 日本語!!1
デメリット
- 対応している言語が少なめ
- 言語やフレームワークのバージョン指定がある
- いろいろな制約が厳しい(ちゃんと調べられてない)
余談
どれもクレジットカードの登録は不要。デファクトスタンダードになっていたherokuが無料で今まで通り使えなくなる、ということでOpenshifを検討された方もいるのではないかと思う。(今まで無料だったのがおかしい)けど、こういうサービスってやっぱり仕様とか読めないと怖いし、なにかと不安な要素は多いから、そういう意味ではMOGOK結構いいかもしれない。
番外編
1. CirKit
CirKitとは、金沢工業大学周辺のお店を探せるサービスです。
CirKitでできること
- 今開いているお店検索
- 詳細な検索条件を指定
メリット
- 金沢工業大学生なら、限定クーポンがあるお店も...
- 金沢工業大学生向けのメッセージを各店舗ページに表示
デメリット
- そんな項目はなかった
露骨な宣伝でした。
最後に
改めて調べなおしてみると、タダでできることって多いんだなと思った。もちろんタダでやれるサービスなんて家族サービスくらいで、ちゃんとお金を払っているユーザがいて団体がいて、無料で使えているんだなぁと思えた。会社をが大きくなったら良いサービスにお金を溶かしていきたいなあ。
注意
サービスの内容は随時更新される可能性があるので、内容を鵜呑みにしすぎずにできるだけ公式の情報を確認してください。
その他 タダ で使えるツールあったら教えて下さい!!1