注意
割とnoteでいいだろ、という内容なのだが、Qiitaのアカウントを作る口実として今日起こったことを共有したい。
『本来の使い方じゃないだろ』というのは百も承知なので読み飛ばしてもらっても構わない。次に投稿する記事はちゃんとした技術系記事になるはずだ。たぶん多倍長演算とか円周率の算出とかそういうものになるだろう。
本筋
最近札幌に引っ越し、この10月から社会人になる。これを機に電動自転車を購入することにした。
Panasonicのビビ(ViVi)。コイツである。
かご付きの電動アシストなら何でもよかったのだが、電動なら信頼の置けるメーカーにしようとPanasonicにした。知人にPanasonicのオタクがいるからである。
さて、コイツは普通に使い心地が良い。それは疑いない。スタンドを停めていると前輪のハンドルがロックする仕様になっていて、駐輪場が屋内にあって狭いことが多い北海道では少し不便だが、快適に利用している。
ところが今日、コイツを使っていて事件が起きた。
インシデント
お医者様からもらっている『睡眠・覚醒リズム表』の日常行動に、「コメダに行った」と完了形で書いてからこの自転車でお出かけをした。ホットサンドの類いが喰いたかったからである。
札幌市内の狸小路に向かい、市営の駐輪場に自転車を駐めた。手早く買い物と食事を済ませて「割と満足したな」と思って駐輪場に戻り、自分の自転車を探した。
まだ購入してから日が経っていないので、目印になるようなものもつけておらず少し迷ったが、二分ほどで見つけた。自分のものと同じ、黒いビビである。
鍵を入れてひねる。普通に開く。この時点では自分の自転車だと思っているのだから特に気にせず駐輪場を出た。
が、「ヨシ帰るか」と自転車にまたがったところで違和感に気づく。
- いつも常にギアを三速に入れっぱなしにしているのに一速になっている
- サドルがいつもより高い
- 警告鈴の位置が微妙に違う
しかし、バッテリー残量は同じ70%。それにそもそも鍵が開いているのである。最初は自分がメシを喰っているちょっとの間パクられていたのかと思った。
だが、だんだん違和感に怖くなって自転車から降りると、ほぼ新品のはずなのにほんの少し錆がついていることに気づいた。こうなるともう居ても立ってもいられず、駐輪場の前に一旦その自転車を駐めて鍵を掛け(鍵はちゃんとかかった)、中に私だけ入って駐めたような記憶のある場所をもう一回探す。
全く同じ型のビビがもう一台あった
どう見てもほぼ新品でバッテリー残量70%の同じビビがもう一台あったのだ。
(まさかな……)と思って手に持った鍵をさして回す。
開いた。そして締まった。
慌てて外に駐めた赤の他人のビビの下へ戻り、もう一度鍵を回す。難なく開いた。
自分が一瞬自転車泥棒になりかけていたことに気がついて、背筋が寒くなった。
事後処理
「これ警察か駐輪場の管理者に言うべきか?」と悩んだのだが、ともかく一旦ちゃんと自分のものであることを確認してから帰宅した。
幸い防犯登録番号の確認が取れたので、自分のものである証明は帰宅後にできた。
そして、「同じ型の自転車であれば同じ鍵で開いてしまう」なんてガバ仕様がホントにあるのか?と調べてみた。
自転車の鍵が同一であることはあるのか
結論から言うと、かなりよくあるようだ。
一番信頼の置けそうな事例を参考に貼っておく。
ここまでだと「調べてみました!いかがでしたか?」状態なので、もう少し深く考えてみる。
同一のティンプルキーが存在する
私の購入したビビは単純なティンプルキータイプなのだが、構造がかなり簡素で大・中・小のくぼみが7カ所に配置されている。リバーシブルな鍵なので裏面も同じプリントだ。
となると存在しうる鍵のパターンは単純に計算して3^7通り、つまり2187通り。結構少ない。実際は全部小とか全部大のような複製しやすすぎる鍵は作っていないだろうが、街中の駐輪場は大体数百台の自転車が駐まっているのだから鍵の構造を共通にしている自転車が二つ出現することも大いにあり得る。
今回は自転車の型や色まで同じという偶然が重なったが、量産されている人気の自転車で同じような事象に遭遇する例は充分ある。
ティンプルキーが本来防犯性が高いとされるのは、くぼみを打つ配置が非常に多岐にわたるからだ。家用の鍵などであれば同じくぼみでも配置がほんの少しずれるだけで開かない、という風に偽造しにくい鍵になるわけだ。
ただ、どうも今回の自転車の鍵は場所が7カ所で固定されている(ようにみえる)。ぶっちゃけ2188本鍵を作ればあっさり突破できるので、ティンプルキーの強みが全くない鍵のようだ。
家と自転車では防犯価値も量産性も違うから構造が簡素化されているのかもしれないが、自分の手元にあるティンプルキーがちゃんと防犯性の高いティンプルキーであるか、一度真面目に観察する必要がありそうだ。