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Macのターミナルでよく使うコマンド一覧 ファイル操作編

Last updated at Posted at 2021-11-07

ファイルやディレクトリの参照 ls(List)

lsコマンドはファイル、ディレクトリを指定して一覧の情報を取得するためのコマンド。
オプション、ファイル名、ディレクトリ名の省略が可能で、その場合は現在のディレクトリの情報を取得する。

ls
ls [オプション] ファイル名
ls [オプション] ディレクトリ名

書式例

ls
ls abc.txt

オプション

-a
ls -a # 隠しファイルも含めて出力。
      # ファイル名の初めピリオドがあるようなファイルも出力される(.gitignoreファイル等)
-l
ls -l # 詳細な属性を出力
      # ファイルの種類、許可属性、所有者、グループ、タイムスタンプ等が確認可能
-t
ls -t # 更新順でソートして出力
-r
ls -r # ファイル名の逆順にソートして出力

オプションは複数使用可能
(例)

-lt
ls -lt # 現在のディレクトリにある全てのファイル、ディレクトリを詳細な属性を更新順に出力

ワイルドカード(*,?)
lsコマンドを使用する際にワイルドカードを使用して絞り込みが可能
(例1)

*
ls *.txt # 拡張子がtxtのファイルを絞り込んで出力

(例2)

?
ls ???.txt # ファイル名部分が3文字で拡張子がtxtのファイルを絞り込んで出力

ファイルのコピー cp(copy)

cpコマンドはファイルを複製するコマンド。複製したファイル名を同時に指定することも可能。

cp [オプション] コピー元 コピー先

書式例

cp
cp before after

ファイルを別名でコピー
 afterが存在しないファイルの場合、beforeのコピーとして作成

ファイルをディレクトリにコピー
 beforeがファイル名でafterがディレクトリの場合はafterの下にbeforeファイルのコピーが作成

ファイルを新しいファイルで上書き
 afterが存在するファイルの場合、beforeの内容で上書き

オプション

-i
cp -i before after # 処理時に確認の問い合わせあり。誤って上書きする事を防ぐ。
-r
cp -r before/ after/ # ディレクトリをコピー。ディレクトリ内の全てのファイル、ディレクトリをコピーする。
-p
cp -p before after # コピー元のファイルの情報を保存。所有者、属性、更新日時を保持してコピー。

ファイルの移動 mv(move)

mvコマンドはファイルを移動する時に使用するコマンド。また。ファイル名の変更も可能。

mv 移動元ファイル 移動先ファイル

書式例

mv
mv before after

ファイルを別のディレクトリに移動
 beforeがファイル名でafterが存在するディレクトリの場合、afterディレクトリにbeforeファイルが移動。
ディレクトリを別のディレクトリに移動

ディレクトリを別のディレクトリに移動
 両方共に存在するディレクトリの場合はafterディレクトリの下にbeforeディレクトリが移動

ファイル名の変更
 beforeがファイル名でafterが存在しないファイル名の場合、afterにファイル名が変更

ディレクトリ名の変更
 beforeがディレクトリ名でafterが存在しないディレクトリの場合はディレクトリ名がafterに変更

オプション

-i
mv -i before after # 処理時に確認の問い合わせあり。誤って上書きする事を防ぐ。
-f
mv -f before after # 強制的に処理を実行。

ファイルの削除 rm(remove)

作成したファイル、ディレクトリを削除する際に使用するコマンド。一度削除したファイルは復活させることが出来ない

rm ファイル名

書式例

rm
rm abc

オプション

-i
rm -i abc # 処理時に確認の問い合わせあり。誤って削除する事を防ぐ。
-f
mv -f abc # 強制的に処理を実行。
-r
mv -r abc/ # ディレクトリを削除する際に使用。ディレクトリ内のファイルも削除される。
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