#この記事を読むとできること
(macの)VSCodeからCodeanywhereのcontainerに接続できる。
#作業前に...
この記事では複数回、コピーしておいた文字列を貼り付ける必要があります。
メモ帳などに溜めながら読み進めることをお勧めします。
#1. 公開鍵&秘密鍵を生成する
まずは、macでターミナルを開いて、以下を実行します。
ssh-keygen -t rsa
これで、公開鍵と秘密鍵が生成されました。後で使うので公開鍵を表示してみましょう。
cat .ssh/id_rsa.pub
ssh-rsa
から始まる長い文字列が表示されればOK。コピーしておきましょう。
#2. Codeanywhereに公開鍵を登録する
CodeanywhereでDashboardにアクセスして、Open IDE
からcontainerを開きましょう。
CodeanywhereのTerminalが開いていない場合は、上部タブメニュー[Terminal]->[New Terminal]から開きましょう。
まずは、/home/cabox
に移動します。
しばらくcontainerのTerminalを使うので、macのターミナルで実行しないように注意してください。
cd /home/cabox
以下を実行してauthorized_keys
というファイルを作成します。
touch .ssh/authorized_keys
次に、authorized_keysに、先ほどコピーしておいた公開鍵を書き込みます。
以下の<Your Public Key>
の部分を先ほどコピーしたssh-rsaから始まる文字列に置き換えてから実行してください。
echo "<Your Public Key>" > .ssh/authorized_keys
これでCodeanywhereにSSH接続する準備が整いました。
#3. macのターミナルからcontainerにSSH接続してみる
上部タブバー[Help]->[Getting Started]からGetting Startedを開きましょう。
SSH access to の右側に書いてあるhost
から始まる文字列をコピーしておきましょう。
それでは、macのターミナルから以下を実行します。
ssh cabox@<Host & Port>
@以降は先ほどコピーした文字列に置き換えてください。上の例だと以下のようになります。
ssh cabox@host31.codeanyhost.com -p 30533
以下のような表示が出れば接続完了です。Ctrl+D
で接続を解除しておきましょう。
#4. VSCodeに拡張機能Remote-SSHを導入する
いよいよVSCodeからCodeanywhereにSSH接続します。
VSCodeを起動して、Shift+Command+X
で拡張機能バーを開きます。Remote SSH
と検索して、インストールしましょう。
VSCodeの画面左下に緑色のボタンができていると思うので選択しましょう。
画面上部に表示されたリストからOpen SSH Configuration File
->*/*/.ssh/config
を選択しましょう。このパスは後で必要なので覚えておきましょう。
では、ファイルに書き込んでいきます。
先ほど覚えておいたパスと、3章で取得したhostXX.codeanyhost.com -p YYYYY
を使います。
<Alias>
には好きな名前を付けることができます。codeanywhere
とかcontainerの名前
にしておくとわかりやすいでしょう。
<Host>
にはhostXX.codeanyhost.com
を書いてください。
User cabox
は変更せず書いてください。
<Port>
にはYYYYY
を、
<Path>
には先ほど覚えておいた/*/*/.ssh/id_rsa
を書いてください。
Host <Alias>
HostName <Host>
User cabox
Port <Port>
IdentityFile <Path>
以下のようになったでしょうか。ファイルを上書き保存しておきましょう。
では、もう一度左下の緑ボタンを選択して[Connect to Host...]を選択します。
先ほど<Alias>
に入力したものが接続先として表示されているはずですので、選択します。
画面左下にSSH:〜と表示され、SSH接続が出来ました。