始めに
brew install, apt-get, yum 等のパッケージ管理システムが権限の都合(非root権限)で使えない場合のgit導入方法です。共有計算機には予めgitが入っていることもありますが、git version 1.7.1
だったのでgit version 2.8.1
を入れてみました。(これでも新しくはない)
####実行環境
- Red Hat Enterprise Linux Server release 6.3 (Santiago)
手順
先に、自分の権限が及ぶインストール先のディレクトリを作っておきます。例えばsshでログインした場所が/home/YOUR_NAME
である場合、
$ mkdir /home/YOUR_NAME/local
といった形で自分専用のlocalディレクトリを作っておきます。このディレクトリの名前や場所は、自分のホームディレクトリ以下であればどこでも良いです。
gitのインストールは以下の通り進めます。バージョンは適宜変更して下さい。
$ wget https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/git-2.8.1.tar.gz --no-check-certificate
$ tar zxvf git-2.8.1.tar.gz
$ cd git-2.8.1
$ ./configure --prefix=/home/YOUR_NAME/local NO_OPENSSL=1 NO_CURL=1
$ make ; make install
最後に、git
とコマンドを打った時にサーバーに予めインストールされている古いgitが使われないように、PATHを書き足します。(.bashrcに書く)
~/.bashrc
export PATH=/home/YOUR_NAME/local/bin:$PATH
$ source ~/.bashrc
以上です。