Ergodoxを手に入れたものの、実は自作キーボードだと半額以下で作れるとの情報をもとにを色々調べているうちに、レツプリにたどり着いたのですが、
当時、唯一レツプリのPCBを取り扱ってたSwitchTopは在庫切れだった為、代わりに5x6のMacroPadというPCBを2枚買って見ました。
(その後すぐに、縁あってレツプリの第1回グループバイに参加することができましたが)
Redditで情報を探しても、MacroPadのPCBでLet'sSplitと同じ様なセパレートタイプにするのは難しいなどの情報が書かれていたのでダメ元くらいの気持ちでいました。
以下が実際に入手したMacroPadPCBです。
また、Let'sSplitとは違いセパレートキーボードとして設計されていない為、ProMicroの位置は左右対称とはなりません。
また、シリアルケーブルを接続するTRRSジャックを取り付けるスルーホールもありません。
次に、基板を確認しながら浮き出ている配線とProMicroのスルーホールの位置を丁寧に追っていきました。
これは基盤データが見つからなかったので、仕方ありませんがのちのちTRRSジャックの設置方法のアイデアにつながります。
パターンを追った結果、使わないTeensy用スルーホールの1,2,3番ピンはどの配線とも繋がっていないことがわかり、このスルーホールをTRRSジャック基板の固定用スルーホールにすることにしました。
(※片側、且つ3穴なのでTRRSケーブルを指すときに丁寧にしないとメイン基板からハンダごと外れます。)
また、もう一つの課題であるケースについては強度とコスト、加工のしやすさを考えアクリル板にし、トッププレートとボトムプレートで挟み込むサンドイッチタイプにしました。
PCBにスイッチを直接マウントする方法の場合はPCBに直接衝撃が伝わるので不具合発生の軽減の対策にもなるかなと考えています。(多くのキーボード製品もトッププレート採用が多いので。)
また加工業者に頼むとコストがかかるので、
ダイソーの300円ルータと、アクリルカッターで加工することにしました。
まず、レツプリのケースデータを加工し印刷してアクリル板に貼り付けます。
さすがに60個の穴を加工していられないので、
列で切り出してはめてみると意外と強度が保てそうなのでこのまま進めました。
列加工は完成まで早いのですが、PCBとのズレ幅が大きく
スイッチが少し浮き気味だったりしました。
親指も結構痛くなるので1列/日が限界w
1列1時間くらいかな
それでも調子に乗ってしまった私は修羅道へ走ってしまいました。
1穴30分なので、合計15時間!!
ついに完成!!
と思いきや
さらにJoysticの穴まであけてオリジナルキーボードが完成しました。
ジョイスティックなしの場合はQMKのファームウェアで動作します。
Joystick付きはArduinoライブラリを組み合わせオリジナルファームウェアで実装していますが、ダブルタップなどの機能を実装中なので、完成したら公開しようと思います。
おしまい!