15
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【令和最新版】VSCodeでMATLAB実行

Last updated at Posted at 2024-05-11

初投稿です。
2024年3月にVSCodeの拡張機能「MATLAB extension for Visual Studio Code」のバージョン1.2.0が登場し、MATLABの実行ファイルをVSCode上で編集、実行することが容易にできるようになりました。そこで今回はその環境構築を簡単に説明したいと思います。

参考にした記事

macやLinuxをご利用の方は上記のリポジトリを参照してください。導入の手順自体はWindowsと変わりませんが、パスの通し方に注意してください。

やりたいこと

VSCode上でMATLABのコードを実行することです。

対象

VSCodeとR2021a以降のMATLABをインストール済みのWindowsユーザを対象とします。未導入のものがあれば、事前にインストールを済ませてください。また、VSCodeは「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」により日本語化しています。日本語化をしていない場合は、手元の環境の、対応する選択肢を選ぶようにしてください。

導入の手順

大まかな流れ

  1. 拡張機能のインストール
  2. MATLABのインストールパスの設定
  3. 実行テスト

1. 拡張機能のインストール

まずは拡張機能をインストールします。

以下の画像のように、VSCodeの拡張機能の検索欄に「MATLAB」と入力しましょう。

image.png

ヒットした拡張機能のうち、最上位にある「MATLAB」をインストールしてください。

2. MATLABのインストールパスの設定

次に、RUNボタンで実行するためにパスを指定します。

先にインストールした拡張機能を開き、歯車マークをクリックしてください。そこに表示されている「拡張機能の設定」を押下することで設定画面に移動できます。

image.png

image.png

「MATLAB: Install Path」の項目を編集します。
MATLABはデフォルトでProgram Files下に保存されており、その場合は

C:\Program Files\MATLAB\(バージョン名、環境ごとに異なる)

などと記入してください(エクスプローラでProgram Filesに含まれるMATLABフォルダを開くとR2021aと同名または似た名前のフォルダがあるので、それを右クリックしてパスをコピーし、貼り付けてダブルクオートを消してください)。

任意の場所に保存している場合は先と同様に、バージョン名のフォルダまで指定してください。

これで実行の準備は完了です。

3. 実行テスト

適切に環境を構築できたことを確認します。

適当な場所、例えばドキュメントにmatlab_testフォルダを作成し、それをVSCodeで開いてください。そこにtest.mファイルを生成し、以下のコードを貼り付けて保存してください。

x = 1;
y = 2;
z = [0, 1, 2]

x + y
plot(z);

プログラムを実行する際は、はじめに右上の実行ボタンのすぐ右のトグルを開き、「MATLAB: Run File」を選択してください。以降は実行ボタンを押すだけでプログラムを実行できます。

新規生成したフォルダでの初回実行時に「File is not found in the current folder or on the MATLAB path.」というメッセージが表示されますが、「Add to Pass」を選択すれば実行できます。

プログラムを実行し、次のような出力が得られたら成功です。実行できなかった場合は、手順に誤りがないかどうかを確認してください。

image.png

まとめ

今回はMATLABをVSCodeで実行する方法を紹介しました。私はこの拡張機能とGitHub Copilot拡張機能を併用し、効率の良いコーディングを実現しています。皆さまが快適なコーディングを行えるようになることを願います。

15
8
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
15
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?