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Gitの概要

Last updated at Posted at 2023-09-19

Gitに関する基本的な用語を定義し、
またそれらの関係性を図で説明することで基礎を固める。

目次

Gitとは?
概要図
用語一覧
Git利用の流れ

Gitとは?

 バージョン1管理システム。
 ファイルやディレクトリの変更内容を記録し、それを履歴として管理する。

概要図

git_diagram.jpg

用語一覧

・リポジトリ2

 ファイル(ディレクトリ)の変更履歴を保存する場所。

 種類
 リポジトリは2種類あり、
 リモートリポジトリ3はサーバに置き、複数人で共有する。
 ローカルリポジトリは手元マシンに置き、個人で使用する。

 使用法
 ローカルリポジトリの内容をリモートリポジトリにアップロード(Push)したり、
 リモートリポジトリの内容をローカルリポジトリに取得(Pull)したりする。

 領域
 ローカルリポジトリ内は、リポジトリ、ステージ、ワークツリーの3つの領域に分かれている。
 概要図では3つが別々に存在しているように描かれているが、実際は下記の様になっている。
git_repository_area.jpg

・インデックス

 リポジトリにコミットするファイルを置いておく場所。
 ステージ(ング)エリアとも呼ばれる。

・ワークツリー

 Git管理下の作業を行うディレクトリー。

・リビジョン

 リポジトリ内にあるコミット履歴の1つ1つのこと。
 各々にハッシュ関数で暗号化した名前が付けられている。

・ブランチ

 コミットした履歴の連なりのこと。

 複数人が並行して個々に作業4を行う際に、ブランチを分岐させることによって
 他人の作業に影響を与えたり受けたりすることを防ぐことができる。
 またマージすることで1つのブランチにまとめることができる。

 最初にリポジトリにコミットした際に作成されるブランチをmasterブランチという。
 またそれ以外(本流ではないもの)をトピックブランチという。
 ブランチの先頭のコミット履歴をHEAD5という。

・コミット

 ローカルリポジトリにインデックスの内容を保存すること。

・マージ

 ブランチによって分岐したコミット履歴や、
 リモートとローカルリポジトリのコミット履歴を統合すること。
 Gitが自動でマージを行ってくれるが、コンフリクト6が発生する場合エラーとなる。

・チェックアウト

 リポジトリから変更履歴を取り出すこと。
 3つの役割がある。
  1.ブランチを切り替える
   切り替え先ブランチのHEAD内容がワークツリーに展開される。
  2.指定したコミット履歴を復元する
  3.インデックスの内容をワークツリーのコピーする

Git利用の流れ

 1.Gitのインストール
  ユーザ名とアドレスを設定する。

 2.リモートリポジトリを作成

 3.ローカルリポジトリを作成
  任意のディレクトリをリポジトリとして初期化する。

 4.ワークツリーにファイル作成

 5.4のファイルをインデックスに登録(add)

 6.インデックスの内容ローカルリポジトリに保存(commit)
  コミットする際メッセージ(変更内容の説明)を記入する。

 7.リモートリポジトリに保存(Push)

 8.リモートリポジトリの内容をローカルリポジトリに保存(Pull)

  1. バージョンとはファイルの変更履歴のこと

  2. リポジトリは.gitが格納されているディレクトリである。
    .gitは履歴を追うために必要な情報を保存するディレクトリである。

  3. GitHubなどのホスティングサービスを利用する。

  4. バグ修正や機能追加、リリース版作成など。

  5. HEADのエイリアスは@。
    ~(チルダ)や^(キャレット)はその個数分HEADから前のコミットを指す。

  6. データの競合のこと。
    ある人がリモートリポジトリにPushした後別の人が同様にPushする時、両者が同じ個所を変更していると、データの整合性が損なわれてしまう。

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