この記事は、VMwareのKB Manually deleting linked clones or stale virtual desktop entries from the View Composer database in VMware View Manager and Horizon View (2015112)を噛み砕いたものです。
##概要
Viewを使用していて、たまにvCenter、Connenction Server、Composerといった各コンポーネント間でDBの整合性が合わなくなる場合があります。
結果、View Administrator上でリンククローンのVMが削除できなくなり、タスクも保留状態になって再構成ができないなどの不具合が出ることがあります。
そういう時は、こちらの手順でDBを修正することで直ることがあります。
##環境
- Windows Server 2008 R2(64bit)
- View 5.1
##大まかな手順
- ADSIエディターを使ってView Connection ServerのADAM DBからリンククローンVMを削除
- SviConfigコマンドを使ってAD、vCenter、ComposerからリンククローンVMを削除
##詳細手順
- ADSIエディターを使ってView Connection ServerのADAM DBからリンククローンVMを削除
2. View Connection Serverにログイン
3. 管理ツールからADSIエディターを開く
4. [接続]をクリックして、任意の接続名を入力
5. [識別名]に dc=vdi,dc=vmware,dc=int と入力
6. コンピュータ名にlocalhost:389と入力
7. 作成した接続名を右クリックして新規作成→クエリ
8. 任意のクエリ名を付ける
9. ServersというOUを指定する
10. 枠内に以下を入れる
*(&(objectClass=pae-VM)(pae-displayname=<VM名>))
* このときVM名には削除対象のVMの名前を入れる 例:VM01
13. 対象のマシンのCN名が表示されるので、プロパティを見て対象のVMであることを確認
14. 右クリックから削除
* この時点でView Administratorのインベントリから消える - SviConfigコマンドを使ってAD、vCenter、ComposerからリンククローンVMを削除
3. Composerにログイン
4. コマンドプロンプトで、Install_drive\Program Files (x86)\VMware\VMware View Composerに移動
5. 以下のコマンドを入力
*SviConfig -operation=RemoveSviClone -VmName=<VM名> -AdminUser=<ローカル管理者名> -AdminPassword=<ローカル管理者パスワード> -ServerUrl=https://localhost:18443/SviService/v3_0
6. Removesviclone operation completed successfullyと表示されればOK
* この時、vCenterのインベントリからディスクごと消える
以上