今日はNext2D Framework
とNoCode Tool
の連携手法を紹介したいと思います。
Framework側の処理
routing.json
type
にcontent
を設定します。
{
"top": {
"requests": [
{
"type": "content",
"path": "{{ content.endPoint }}content/sample.json",
"name": "MainContent",
"cache": true
}
]
}
}
プロパティ | 値 |
---|---|
type | content |
path | {{ content.endPoint }}content/sample.json |
name | MainContent |
cache | true |
path
NoCode Toolで書き出したJSONデータが保管されているURLを追記します。
name
cacheを利用する、もしくは、レスポンスデータを任意のクラスで取得したいケースの時は設定してください。JSONデータを取得するだけの場合はname
の設定を行わなくても問題ありません。
cache
jsonファイルのアニメーションデータは静的なデータなので、二度目からはキャッシュから再利用する事を推奨しています。但し、シーン数やアニメーションの数が多い場合はメモリリークする可能性がありますので、使い過ぎはお気をつけください。再利用性の高いものはキャッシュし、状況などで変化するようなアニメーションはfalse
に設定するのがいいかと思います。
シンボル名
NoCode Toolは、全てのDisplayObjectに任意のシンボル名を設定でき、設定したシンボル名を利用してFrameworkから動的にアクセスが可能です。
/**
* @class
* @extends {next2d.fw.Context}
*/
export class TopContent extends next2d.fw.Content
{
/**
* @return {string}
*/
get contentName ()
{
return "MainContent";
}
/**
* @return {string}
*/
get namespace ()
{
return "TopContent";
}
}
get namespace
とget contentName
のgetter設定は必須となります。
contentName
でどのJSONかを判別する為、routing.json
のname
と一致させる必要があり、namespace
で設定した文字列とNoCode Tool
で設定したシンボル名が一致する必要があります。
Framework側での設定は以上となります。
次は、NoCode Tool側の設定を記載していきます。
NoCode Tool側の設定
Controller Area
のLibrary
タブを開き、新しいMovieClipを追加します。
追加した、MovieClipのSymbol部分をダブルクリックしてget namespace
で設定した文字列と同じ文字を追記します。
これで、書き出しを行えば、Framework側で任意のタイミングで、任意のMovieClip
を展開する事ができます。
アニメーション単体で管理するのもいいですが、シーン単位でアニメーションを管理した場合などに便利です。また、クリエイターとプログラマーがシンボル名を共有していれば、お互いに干渉する事なく作業を進められ、結合まで進められます。
明日は、ViewとViewModelの構成を記事にできればと思います。