Javaを勉強中に「レコードクラス」を学んだので、この記事では、レコードクラスの特徴や使い方を、簡単に説明します!
1. 概要
レコードクラスとは、「データを運ぶための専用クラス」です。例えば、名前や年齢などの情報をまとめて扱いたい場合に便利です。
ポイントは、「作ったあとに中身を変更できない不変なクラス」であること。
2. 特徴
1. クラスの特性
レコードクラスは、他のクラスを継承(サブクラス化)することができません。
クラス自体が「シンプルなデータのまとまり」を目的としているため、拡張は不要だからです。
2. フィールド(クラス内のデータ)
レコードクラスのフィールドは、インスタンスを作るとき(newで生成するとき)に必ず初期化されます。
初期化後は変更できません(private finalというキーワードが自動的につきます)。
ただし、レコードクラスの中でstaticな変数(全体で共有される変数)を明示的に定義することは可能です。
3. コンストラクタ(初期化処理)
レコードクラスには、以下の3種類のコンストラクタが使えます。
- 標準コンストラクタ
自動的に生成されるもので、特に書かなくても使えます。 - 代替コンストラクタ
開発者が明示的に定義するもので、オーバーロード(引数のパターンを増やすこと)もできます。 - コンパクトコンストラクタ
こちらも開発者が定義します。主に引数のチェックを行うときに使います。
4. 自動生成されるメソッド
レコードクラスでは、次のメソッドが自動的に作られます。
・getter(フィールド名と同じ名前のメソッド)
・equals(オブジェクト同士を比較するメソッド)
・hashCode(データのハッシュ値を計算するメソッド)
・toString(データ内容を文字列として出力するメソッド)
これらを自分で書かなくても、自動で生成されるのがとても便利です!
3. まとめ
今回学んだレコードクラスは、シンプルな構造のおかげで、使い方次第では開発の効率を大きく向上させられそうです。特に、DTO(データ転送オブジェクト)として活用できる場面が多い気がする(予想)。
これから資格勉強を進めながら、さらに深く学び、実際の活用方法についても理解を深めたいと思います。また新たに気づいたことがあれば、この記事のようにわかりやすくまとめて紹介しますので、ぜひお楽しみに!