はじめに
Git初歩の時は「Git Hub」や「souce tree」+「Bitbucket」のプライベートリポジトリを使い在宅と出社でPCを切り替えて基本ワンオペで作業をしてきましたが、Gitに少しずつ慣れてきたので、改めて管理方法を考えた結果外付けHDD(ポータブルHDD)を使って持ち運び管理することに決めました。
【外付けHDDを選んだ理由】
デバイスは切り替わるが基本ワンオペ作業がメイン
ssh接続ができ、外部接続可能なサーバー(レンタルサーバー)を会社が導入してない
windows10及びmacどちらでも利用可能である
ネット環境なくてもGit使える
概要
外付けHDDを設定
外付けHDDの任意の場所にベアリポジトリ(リモートリポジトリ)生成
ローカル環境のプロジェクトディレクトリにノンベアリポジトリ(リポジトリ)を生成
ローカル環境のプロジェクトディレクトリからリモートリポジトリ先にpush及びpullする
外付けHDDの設定
今回外付けHDDとしてバッファロー1TBのポータブルHDDを利用しました。
macとwindows10を利用しているので、下記に書いてあるとおりフォーマットはexFATに設定しました
MAC OS Ventura(13.0) にした場合exFATフォーマットを使用している場合
フォルダ階層が確認できない(ターミナルからは確認可能)不具合が出ますので注意してください
外付けHDDの任意の場所にベアリポジトリ(リモートリポジトリ)生成
外付けHDDを接続したらターミナルから外付けHDDの中に移動します
cd /Volumes/HDDName
ターミナルを起動後HDDアイコンをドラッグ&ドロップすればそのパスが自動的に入力されます
移動できたら任意の場所にプロジェクト用のベアリポジトリを作ります。
作ったらそのディレクトリの中に移動しgitコマンドを使ってベアリポジトリを生成します
※拡張子に「.git」をつけることを忘れずに
//ベアリポジトリ用のディレクトリを作る
mkdir project.git
//移動
cd project.git
//gitコマンドでベアリポジトリを生成
git init --bare --shared
ベアリポジトリとは?
ベアリポジトリとは更新情報のみを持つリポジトリです
[--sheared]をコマンドでつけることで複数のユーザー(デバイス?)で使用できるようにしてます
ローカル環境のプロジェクトディレクトリにノンベアリポジトリ(リポジトリ)を生成
git管理する作業用ディレクトリに移動してノンベアリポジトリを生成し、
コミットしておきます
※今回はprojectディレクトリとしています
※projectディレクトリには予めtest.txtを用意してある状態です
//ノンベアリポジトリ生成
git init
//変更をステージする
git add test.txt
//変更をコミットする
git commit -m 'first commit'
これで作業用リポジトリの用意完了
ローカル環境からリモートリポジトリ先にプッシュ及びプルする
projectディレクトリ内で下記コマンドを入力してリモートリポジトリを設定します
//リモートリポジトリ先を設定
git remote add origin '/Volumes/HDDName/project.git'
//設定できたか確認
git remote -v
origin /Volumes/HDDName/project.git (fetch)
origin /Volumes/HDDName/project.git (push)
こんな感じで設定ができました。
あとはプッシュしたりプルしたりして、いつも通り操作するだけです
//プッシュ
git push origin master
//またはプル
git pull origin master
//他の環境からHDD接続してクローンする
git clone /Volumes/HDDName/project.git
このやり方でgit Hubとか使わずに
社内のオンプレミスサーバーにノンベアリポジトリ作って他の人にデータ共有もできるので(同一ネットワーク上に限りますが)、勉強になりました
参考にしたサイト