本記事は「ローコード開発プラットフォーム(Oracle APEX)を使って家計簿?アプリを作る(その1)〜(その4)」(以降「その1」「その2」等と表記します)の続きで最終回です。
(想定所要時間:15分)
1. チャートとファセット検索を連動させる
その1〜その4 まで進めてこられた皆様の チャートページの棒グラフは下のような状態かと思います。
この棒グラフの、例えば22年1月(2201)の交際費(上のグラフの赤い部分)って一体何に使ったんだっけ?と思った場合のために、そこをクリックすると 下図のように「ファセット検索」画面に遷移して 22年1月の交際費内訳が表示されるようにします。
棒グラフの下の円グラフでも同様に、クリックするとファセット検索に遷移して明細が表示されるようにします。
1-1. 棒グラフとファセット検索の連動
棒グラフとファセット検索の連動から行います。
まず「ページ2: チャート」の編集画面を開き、棒グラフ「月別支出合計」をクリックします。
その状態で右側の「シリーズ」ペインをスクロールすると「リンク」という項目が出てきますので、そこの「タイプ」をクリックし、「このアプリケーションのページにリダイレクト」を選択します。
すると「ターゲット」欄に「リンクが定義されていません」と表示されますので、そこをクリックし、下図の通り
「ページ」ー> 3 (ファセット検索 右のLOVアイコンをクリックして選択できると思います)
「アイテムの設定」には (同様に右のLOVアイコンをクリックして)
「名前」ー> P3_項目、「値」ー> 項目
「名前」ー> P3_年月、「値」ー> 年月
「クリア/リセット」には (やはり同様に右のLOVアイコンをクリックして)
「キャシュのクリア」ー> 3
を設定します。
保存/実行してみて下さい。チャートページの棒グラフをクリックすると、ファセット検索画面に遷移すると思います。
1-2. 円グラフとファセット検索の連動
棒グラフと同様、
・チャートの編集ページで円グラフ(「項目別支出割合」)をクリック
・「リンク」の「タイプ」ー>「このアプリケーションのページにリダイレクト」を選択
下図の通り「ターゲット」の
「ページ」ー> 3
「アイテムの設定」には
「名前」ー> P3_項目、「値」ー> 項目
「クリア/リセット」の
「キャシュのクリア」ー> 3
をそれぞれ設定します。
以上ですべて完了です。
アプリケーションとしては改善すべき点があると思いますので、色々カスタマイズいただければと思います。よろしくお願いします。