おはようございます。いちょうです。今回は、著者がタッチタイピングを習得した過程を紹介します。プログラミングに関わる話も交えています。
1.ホームポジションを覚える
ホームポジションは、どのキーをどの指で入力するかを決める基本の位置です。左人差し指を「F」、右人差し指を「J」
に置きます。大抵はキーボードの「F」と「J」に、小さな突起がついているのでそれを基準とします。タイピングをしている途中で、キーの配置が分からなくなっても、その突起を探して位置調整できるので、わざわざキーボードを見なくてもよくなります。
ホームポジションを覚える際、お世話になったサイトがひよこでも出来るタイピング練習講座です。このサイトの、「ひよこのタイピング練習(初心者向け)」では五十音順にあ行→か~さ行→・・・と実際にタイピングしていくことで少しずつ習得できるようになっています。ある程度の正確さと速度を出すことができれば合格がもらえるというシステムのため、モチベーションを維持しやすいです。
2.ひたすら練習する
練習あるのみです。練習と言ってもその方法は多様ですので、実際に利用した練習サイトを紹介します。掲載順に優劣はないので、好きなサイトを利用しましょう。
-
マナビジョン-タイピング練習(日本語入力)
Benesseのマナビジョンで提供されているサイトです。1~5分で選ぶことができ、5分を選択するとそのスコアに応じてP検の何級合格相当か分かり、モチベーションを保ちやすいです。また、全ての文に句点(。)があるので、しっかりと文を書きたいときにおすすめです。他にも英語入力などが提供されています。 -
e-typing 腕試しレベルチェック(英語入力)
日本語入力もあるのですが、英語入力で練習する利点として、「Shift」や「Space」キーを使うということが挙げられます。例えば、 以下のコードだけでも「()」,「{}」,「=」,「!」,「""」を入力するときに「Shift」を押していたり、「Space」も押していたりします。そのため、日本語入力の延長線として英語入力も検討してみて下さい。(もちろん実際にコーディングして習得していくのもありです。)
fn main() {
let n = 10;
for i in 1..=n {
println!("{}", i);
}
}
-
寿司打
著者がよく利用しているサイトです。3000円コースでは反射神経を高める(初動の動きを速くする)用途、10000円コースではタイピングの正確さや速度を高める用途で使い分けられます。(あまり考えたことはないですが)最初はお寿司の流れるスピードが速くても、雑にタイピングせず、正確にタイピングして、ミスタイプ数を減らしていきましょう。
また、「!」,「?」,「、」が文中に出てくることがあるので、キーボードを見ずに打てるようにしましょう。(初めて、お得になったときはたまらなくうれしかったです。)
3.最適化する
ここまでは、ホームポジションでタッチタイピングをしてきました。しかし、速さと正確さをさらに追求するのならば、最適化をするべきです。
例えば、「じゅ」を入力するには「zyu」と「ju」(他「zixyu」,「zilyu」)が考えられます。また、「ju」と入力する場合、「j」と「u」をどちらも右人差し指で入力するか、「j」を右人差し指、「u」を右中指で入力するかなどで分かれます。
このように、「じゅ」と入力するだけでも複数の方法が考えられます。各方法に優劣はあまりなく、自分が打ちやすい方法を選んでいくことが大切です。
『知られざる"競技タイピング"の世界。競技タイピング日本一のmiriさんに聞くその面白さや見どころとは。』という記事では競技タイピング選手であるmiriさんの運指のこだわりやタイピングのコツなどが特集されているので、一読してみるとよいと思います。
ちなみに著者は、「ふ」→「fu」、「にんにく」→「nixnniku」(「ninnniku」にしない)など、小さな所を最適化しています。
おわりに
一番つらい時期はホームポジションを覚えるところです。ある程度練習をすれば、タイピングにゲームとしての楽しさを見いだせていることでしょう。今日うまくタイピングができなくても、夜が明ければうまくできるようになっていることも少なくないので、少しずつ成長していきましょう。また、タイピングerの方のご意見もお待ちしております。