ソースを見やすくする工夫はいくつかある。
そのうちの1つが「インデント」だ。
このインデントについて説明する。
また、この記事でいうタブとは「ハードタブ」で、次のラインに揃えるものである。
インデントとは?
let a = Math.random();
if(a < 0.5){
console.log("表");
}else{
console.log("裏");
}
ただのコインの表と裏を出すようなプログラムだ。
とりあえず、このサンプルコードでは、見やすくするためにインデントを入れている。
if文の{}の中が右に来ているだろう。それがインデントだ。
もしこのインデントがなかったらどうなるだろう。
let a = Math.random();
if(a < 0.5){
console.log("表");
}else{
console.log("裏");
}
このたった数行のコードでも読みやすさがガラッと変わる。
これがもし、何百、何千行を超えるコードならどうだろう。背筋がヒヤッとする。
ソースコードにインデントは必須だ。
インデントの種類
インデントの付け方は人それぞれ。
タブ派もいるがスペース派もいる。同じスペース派でも、1文字か2文字か4文字がなど、文字数も色々ある。
そしてわたしがおすすめするのは、「タブ」だ。
タブインデントのメリット
キーを打つ回数が少ない
タブは、1ブロックの字下げなら1回キーを押すだけでいい。
2スペース派の2倍はやく、4スペース派の4倍速い。
そして、別に大した問題ではないのだが、今何回打ったかを気にしなくても良くなる。
間にマウスカーソルが行かない
タブは1文字カウントのため、タブのなかにカーソルがいくことはない。
インデントを消すときに、スペースだと1つ残ったりする。
ストレスがたまると、継続することが困難になる。
ストレスのもとは排除すべきだ。
【追記】スペースも、Shift + Tabのインデント削除で消すことができるそうです。
他の人のコードを見たときに見やすくなる
タブは、エディタからすれば「\t」である。
\tは、使う人の環境によって幅が変わるから、その人にあった見え方がする。
スペースインデントは、だれが見ても同じく見えるため、自分のインデントの幅が違う人だと違和感を覚える。
まとめ
インデントにタブを使うと、次のようなメリットがある。
- キー打鍵数が減る
- マウスカーソルが合う
- 他の人にコードを見せやすい
メモ帳のデフォルトタブ幅が8文字なのはなぜだろうか。
別にコーディングで使いはしないが、あるYouTuberの「メモ帳でC#入門」をみてふと感じた。
設定で変更することもできるが、デフォルト時から少なくしていても、ほとんどの人は損をしないのに...