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Google Pixcel 4a(5g)のディスプレイが故障したので交換した件 続き

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#目次

1. はじめに

前回で修理後にボタンチャタリングが発生したので、続きの対応をした内容になります。
結局マザーボードまで分解、洗浄を行ってなんとかなったお話になります。
作業はifixitに沿ったものですが、実物写真やコメントを添えておりますので、
似た作業を行う方のご参考になればと思います。

↓前回

2. 状況

前回の修理後、1日くらいすると以下の症状が発生しました。

・カメラアプリが勝手に起動する
・緊急通報モードが頻発する
・電源のON/OFFが繰り返される

ググると電源ボタンの複数回プッシュで緊急通報やカメラアプリが起動するショートカットになっているとのことでした。
どうも電源ボタンがチャタリングを起こしているようです。

再度パネルを開けてダスターなどでブローしたりもしましたが、改善がみられなかったので、
もう少し深いところまで分解して調査し、対応を検討することとしました。

3. 分解とお掃除

前回同様、ifixitを参考に今回はバッテリ、マザーボードまでをバラしました。

ミッドフレーム外し→マザーボードブラケットを外したところです。
まぁまぁ汚れがついてます。
image.png

なんやかんや外してマザーボードまでバラしたところ。
若干ブレてる。。。
image.png

今回はガッツリ洗浄したかったので、一応バッテリも外しました。
シリアルっぽい情報がQRであるので、一応塗りつぶしてます。
image.png

ところどころ粉っぽくなってる部分もあります。
前述の通り海水が若干入り込んできているので、塩が結晶化しているのかと思われます。
入り込んじゃうとやはりこうなっちゃいますね。
image.png

電源ボタンはバッテリフレームの外側にそって実装されており、下図のように少し離れたところにPAD出しして、
マザーボード側へ接触させて入力しているような構造でした。
image.png

電源ボタン入力部のマザーボード側とフレーム側の写真です。
組立時はココが接触して導通していることになります。
この写真は清浄化後ですが、清浄化前は若干汚れ付着しておりました。
今回のチャタリングはココの接触がNGだったと推定しました。
image.png

清浄化は
・KUREのクイックドライクリーナでシャバシャバに洗浄 (換気のよい洗面所で)
・数時間自然乾燥
・接点部分にKURE接点回復スプレーを塗布
・数時間自然乾燥
としました。
無水エタノールなどでの超音波洗浄などかけたいところですが、家には環境ないのでこれで我慢。

image.png

ifixitの逆手順で組み立てていきます。
ただ、バッテリはテープを剥がしているのでそこだけ再度テープ貼り付けが必要です。
アマゾンやAliでそれ用のテープはあるのでそちらを使用するのが望ましいかと思いますが、
今回は耐熱性のポリイミドテープがあったのでそちらでバッテリ固定をしました。
(写真は無し)

ディスプレイまで組み立てた状態です。
ディスプレイをまた両面テープがガッツリ接着するとまたNGになった時にバラすのが大変なので、
とりあえず外周部をポリイミドテープで貼り付けて仮固定としました。
幅は5mmのものを使ってます。

image.png

4. 動作確認

充電して電源ONし、動作確認をしました。
充電後、1hくらいは問題なく起動し、しばらく放置してました。
しばらくすると、またチャタリングを起こして電源ON/OFFを繰り返すようになってしまいました。
ただそこから2-3日くらいかけながら2-3回充電/放電を繰り返すとふとチャタリングがなくなりました。
接点回復剤は若干の極薄絶縁層を形成すると思うので、塗布か乾燥のさせ方が不適切だったのかもしれません。
軽く導通を繰り返すことで、接点部分が安定してきたのかなと理解しました。

こういった状況なのでしばらく使用しながら様子見をしようと思います。

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