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OpenStack Days Tokyo 2016 参加レポート(社内LT用)

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概要

↑のイベントに参加してきましたので、レポートいたします。

LT なので、すごく要約して進めます。

また、2ヶ月前のイベントのため内容齟齬はそれなにあると宣言しておきます!

詳しくは http://openstackdays.com/program/


OpenStack とは


  • 自前でパブリッククラウド・プライベートクラウドを作れるソフトウェア

  • すごく誤解を恐れずに言いますと、AWS(的な仮想環境) を自社で構築・運用できる


    • パブリッククラウドとは…


      • 1つの仮想環境を、複数のユーザが共有する環境

      • AWS が主たる例。プライベートクラウドもあるのかもしれないが。。



    • プライベートクラウドとは…


      • 1つの仮想環境を、1ユーザが専有すること

      • 自社で vSphere 環境を構築して、自社のユーザのみでしか利用しない、など





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OpenStack コミュニティ


  • 世界最大のオープンソース・コミュニティ

  • 全世界で4万人が参加している。あの Linux Kernel の 3-4倍。

  • 名だたる企業も参加


    • Intel, RedHat, Dell, VMware, etc

    • NEC, NTT Data, etc



  • つまり、世界で最も開発者の多い、規模の大きいオープンソース・プロダクト

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OpenStack Days とは


  • OpenStack のカンファレンスです

  • Days Tokyo は日本の企業のみが出典・スピーカーとなることが特徴

  • セッション内容については「これから OpenStack 導入を考えているユーザ向け」だったなーという印象です

  • 一方で、OpenStack Summit というイベントもあります

  • こちらは世界的なイベントで、デベロッパー・セールス 等々が世界から集結します


OpenStack を選択する優位性


  • パブリッククラウドとしての機能が豊富


    • 仮想インスタンス(仮想マシン) 簡単に作れる

    • コントロールパネル(管理UI)が充実



  • フリーソフトウェアであること


    • 例えば VMware/vSphere でやろうとすると、当然ながら VMware を有償プロダクトである



  • オープンソースであること


    • 自由に改修・改版できる

    • 例えば VMware/vSphere でやろうとすると、プロプライエタリなソフトウェアであるため、ユーザ独自な改修は基本的に不可である

    • その点、OpenStack はユーザ独自にカスタムできる

    • コミュニティ活動が活発であるため、早いペースで最新機能を利用できる




OpenStack を利用する上での課題


  • コミュニティが活発であるが故に、バージョンアップの頻度が高い


    • すべて追従するとなると、検証にある程度 時間を費やすことになる



  • オープンソースであること


    • 通常 有償サポートが無い

    • トラブルが起こった場合、自前で解決が基本となる

    • つまりは、OpenStack を扱う技術力が必要となる

    • 体力がある企業でないと、、、 という話もありました




では実際に、OpenStack はどう使われている?


  • 基本は、自前でクラウド環境つくりたい場合


    • 自前で IaaS(パブリック・プライベート) 作りたい

    • 自前で Paas 作りたい



  • ドコモ


    • モバイル通信の基盤として NFV を使っている

    • NFV とは、NW機器を仮想化していきましょう、のオープンな仕様(すごくザックリ言うと。。)

    • その NFV の基盤として、OpenStack を採用

    • OpenStack を基盤に採用することで、高価な専用ハードが必要しなくなった

    • 低コストな汎用ハードで実装できるようになった



  • JFEスチール


    • 製鉄所システム という全社の業務管理システムの基盤に、OpenStack を採用

    • これまでハード・ソフト ともにベンダロックインしていた

    • OpenStack に移行したことで、様々なベンダハードの上で実装できるようになった

    • また VMware/vSphere との連携も行っており、マルチクラウドとしても対応している



  • CTC


    • SI で OpenStack を使っている

    • つまり顧客ユーザへITインフラの提供として、OpenStack を提案・提供(設計・構築)している



  • IBM


    • OpenStack の有償サポートをサービス化している

    • OpenStack を使いたいが、オープンソースなので不安…というユーザ企業をターゲットにしている



  • NEC


    • NEC のパブリッククラウドサービス「NEC Cloud IaaS」の基盤として OpenStack を採用している

    • つまり、クラウドサービス化の土台として OpenStack を選択した

    • OpenStack の機能如何で自社のクラウドサービスの品質が左右してくるため、積極的に OpenStack コミュニティへ参加もしている




まとめ


  • 自前でクラウド作る場合の選択肢として OpenStack

  • ただし、OpenStack を担ぎ上げて自社でサービス展開する場合、ある程度の技術力が必要となる

  • コミュニティが活発なため、新機能の取り込みが早い

  • 今後 世界標準のクラウドソフトウェアになっていく可能性大


最後に

ならば GLODIA は OpenStack とどう関わっていくか。

まずは…自社のプライベートクラウドを、OpenStack に移行する動きを活発にすることを考えてます。

以上。