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【Docker+Nginx+Angular】Dockerfileでイメージ作ってMacでアプリ立ち上げてみた

Last updated at Posted at 2021-03-29

#はじめに

あるプロジェクトで、フロントではAngularを使用していたけど、
ローカルに直にWebサーバーを立ち上げる感じだったので、
Dockerコンテナ上にAngularを入れて、Webサーバー起動できないかなと思い、
挑戦してみました!

#TL;DR

  • 構成の説明
  • Angularのローカル上のセットアップ
  • Dockerfile解説
  • docker-compose.yml解説
  • nginx.conf紹介
  • 実践とキャプチャ

#構成
とりあえず自分は以下のようなディレクトリ構成で進めました。

docker-local
├── .env 
├── docker-compose.yml
├── docker
│   └── nginx
│       ├── Dockerfile
│       └── nginx.conf
└── web
    ├── app ── (Angular一式)
    └── env
        └── nginx ── site.conf

#Angularのローカル上のセットアップ
Angularに関連するファイル等をDockerコンテナ側にマウントするために、
一旦ローカルで、Angularのセットアップをします。

###1.Node.jsのインストール
nodejs.orgに行って、
2021/03時点で、LTS(長期サポート)の推奨版14.16.0 LTSをダウンロード。

###2.npmの関連ディレクトリのオーナーを自分のアカウントに権限変更

$ npm config get prefix
/usr/local
$ sudo chown -R $(whoami) $(npm config get prefix)/{lib/node_modules,bin,share}

自分の環境では、アクセス権限エラーが出たので、
/usr/local/bin, /usr/local/share, /usr/local/lib/node_modules
に対してオーナー権限を自分に与えた。

###3.angular/cliのインストール

npm install -g @angular/cli
  • -g, --global:グローバルインストール
    • npmのインストール場所にパッケージインストール
    • つけない場合は、カレントディレクトリのnode_modules内にインストール

###4.Angularアプリの作成

$ cd ./web
$ ng new app
? Do you want to enforce stricter type checking and stricter bundle budgets in t
he workspace?
  This setting helps improve maintainability and catch bugs ahead of time.
  For more information, see https://angular.io/strict Yes
? Would you like to add Angular routing? Yes
? Which stylesheet format would you like to use? Less   [ http://lesscss.org   

webのディレクトリに移動してから、angularアプリをappと言う名前で作成。
3つほど、質問されるので、適宜選択。

  • strict modeでインストールするか
  • routingを追加するか
  • stylesheetのフォーマットはどうするか

###5.一応、立ち上げ確認
localhost:4200上に立ち上がりました!
これで、マウント用のフォルダはOK。
スクリーンショット 2021-03-29 10.55.06.png

#Dockerfile

Dockerfile
FROM node:14.16.0-alpine3.12 as build-stage
WORKDIR /app
COPY ./web/app/package*.json /app/
RUN npm install
COPY ./web/app/ /app/
ARG configuration=production
RUN npm run build -- --output-path=./dist/out --configuration $configuration

FROM nginx:1.17.3-alpine
COPY --from=build-stage /app/dist/out/ /var/www/html
COPY ./docker/nginx/nginx.conf /etc/nginx/

###解説
ローカル上でやった手順をDockerfile上に書いてあげるイメージです。

linuxdockerコンテナに向いている超軽量のalpineを使用。

今回は、マルチステージビルドを利用してます。Dockerfileに複数のFROM命令を記述し、異なるベースイメージ使って、それぞれで新しいビルドステージを開始する感じです。

  • Angualrのビルド環境としてnode:14.16.0-alpine3.12をインストール。(build-stageと名付け)
  • Angularのビルド生成物を、Nginxのステージでコピーして使ってます。
  • docker側のワーキングディレクトリを/appに指定
  • ローカルのpackage.json/app/配下にコピー
  • そのpackage.jsonを使って、npm install
  • ローカルのAngularのソースをコピー
  • ビルドを走らせて、生成物は./dist/outに出力
    • configuration はオプションだと思う。
  • nginxのイメージをインストール
  • 先述のAngularのビルド生成物をDocker上のNginxのドキュメントとして扱うため、nginxのルートディレクトリ/var/www/htmlにコピー
  • Nginx の設定ファイルnginx.confもコピー

###※ビルドのポイント
docker-compose upをする前に、docker-compose.ymlがある場所をカレントディレクトリとして、事前にdockerイメージのビルドをしておきます。
理由として、
./web/app/のファイル等をコピーしたいが、
Dockerfile親のディレクトリを参照することができないので、
今回のフォルダ構成的に、コピーすることができず、こういったやり方にしてます。(他にももっと良いやり方あるかも。)

# buildコマンド実行場所を docker build のカレントディレクトリにできる
$ docker build -f ./docker/nginx/Dockerfile -t image-name:nginx-1.17.3-alpine .

※最後のドット . が大事
※buildにcache使いたくない場合は、--no-cacheつける。
docker-compose up --buildとかでも良いかもしれないが、自分はまだ試していない、

#docker-compose

docker-compose.yml
version: "3.8"

services:
  nginx:
    image: image-name:nginx-1.17.3-alpine
    build: 
      context: ./docker/nginx
      dockerfile: Dockerfile
    container_name: nginx
    ports:
      - 80:80
    volumes:
      - ./web/env/nginx:/etc/nginx/conf.d
    logging:
      driver: "none"
    restart: always

site.confは、docker-compose側でマウントしちゃう感じ。(実際Dockerfile内でもかけるかも)
imageの設定を、buildした時のイメージ名にすることが大切

#nginx.conf
※nginxについて内容の精査がまだできていないので、一旦自分のローカルで動いたものの貼り付け。
nginx.conf内でsite.confをincludeする感じ。

nginx.conf
user nginx;
worker_processes 1;
error_log /var/log/nginx/error.log warn;
pid       /var/run/nginx.pid;
events {
    worker_connections 1024;
}
http {
    include      /etc/nginx/mime.types;
    default_type application/octet-stream;
    log_format  main  '$remote_addr - $remote_user [$time_local] "$request" '
                      '$status $body_bytes_sent "$http_referer" '
                      '"$http_user_agent" "$http_x_forwarded_for"';
    access_log  /var/log/nginx/access.log main;
    sendfile        on;
    keepalive_timeout  65;
    include /etc/nginx/conf.d/*.conf;
}
site.conf
server {
    listen      80;
    listen      8080;
    server_name localhost;
    root        /var/www/html;
    location / {
        index  index.html index.htm;
        root   /var/www/html;
        try_files $uri $uri/ /index.html =404;
    }
    error_page   500 502 503 504  /50x.html;
    location = /50x.html {
        root   /var/www/html/error;
    }
}

#実際に立ち上がるか確認

###コマンドを打ってコンテナ起動・・・

$ cd docker-local
$ docker-compose up -d --remove-orphans
Creating nginx ... done

###作成されたのでアクセス!!!
スクリーンショット 2021-03-29 10.55.06 2.png

###おお、ちゃんと表示された。

localhost:80で起動してるので、URLをみると:80が省略されて、
ちゃんとlocalhostで立ち上がった。

デフォルトのままなので、これから何かしらのアプリでも作ってみたいと思いまする。

#まとめ

今回の学びは、
マルチステージビルド
Dockerfileが参照できる範囲
等でした。

やっぱりまだまだ、相対パスだったり、マウントの仕方だったりが、なかなか難しいので、
その感覚をもっと養っていけたらと思いました。

あとは、nginxのconfiguration周りがトーシロ(素人)レベルで全くわかっていないので、
そこら辺を次は追求していきたいなと思ったりしてます。

以上、ありがとうございました。

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