CGLayerはオフスクリーンバッファとして使えるオブジェクト。同じ画像を何度も描画したい時などに便利、かつパフォーマンスもいい(らしい)。
CGLayerの生成
CGLayerのインスタンスを作るには__CGLayerCreateWithContext()__を使う。
CGLayerRef CGLayerCreateWithContext(CGContextRef context, CGSize size, CFDictionaryRef auxiliaryInfo)
contextにはCGLayerが作成するバッファの雛形となるCGContextオブジェクト、通常はウィンドウのグラフィックスコンテキストを渡す。特別な設定を必要としない限り、新たに作る必要はない。
sizeはその名の通りCGLayerの大きさを指定する。
auxiliaryInfoは今のところNULLを渡しておけ、とリファレンスに書いてある。
CGLayerの編集
CGLayerはそれぞれのグラフィックスコンテキストを持っているので、それに直接描画していくことでCGLayerの中身をいじくることができる。
グラフィックスコンテキストの取得には__CGLayerGetContext()__を使う。
CGContextRef CGLayerGetContext(CGLayerRef layer)
取得したグラフィックスコンテキストは煮るなり焼くなり……
ただし、sizeで指定した領域内しか描画出来ない。はみ出してしまうとその部分が切れてしまう。
CGLayerの描画
作成したCGLayerは次の関数で描画出来る。
void CGContextDrawLayerInRect(CGContextRef context, CGRect rect, CGLayerRef layer);
void CGContextDrawLayerAtPoint(CGContextRef context, CGPoint point, CGLayerRef layer);
読んで字のごとし、というのか。見たまんま。
参照:
Quartz 2D Programming Guide: Core Graphics Layer Drawing
CGLayer Reference