Excelドキュメントの保護に関して、最初に頭に浮かぶのはパスワード保護の方法ではないでしょうか。しかしWordとは少し違って、一般に、各Excelワークブックには、多かれ少なかれ特定の数のワークシートが含まれているため、したがって、Excelドキュメントを保護するのは、ワークブックの保護とワークシートの保護という2つの種類に分類されます。Excel 2013で、左上隅にある「ファイル」->「情報」をクリックして、ワークブックの保護と当のワークシートの保護である2つのオプションを見つけます。ファイルのパスワード保護を設定することで、ドキュメントのプライバシーを保護したり、他のユーザーがファイルを変更できないようにしたりできます。もちろん、それを実現する方法がいろいろあります。今日は主にC#プログラミングおよび使いやすいコンポーネントであるSpire.XLS for .NETを使用してExcelドキュメントを保護する方法を記述しています。
パート1:ワークブックを保護する
詳細な手順:
ステップ1:名前空間を使用する:
新しいVisual C#プロジェクトを作成し、参照を追加して、次の名前空間を使用します。
using Spire.Xls;
ステップ2:新しいワークブックオブジェクトを作成し、保護するExcelドキュメントを読み込みます。
Workbook book = new Workbook();
book.LoadFromFile(@"C:\Users\Administrator\Desktop\sample.xlsx");
ステップ3:パスワードで保護されたブックを設定します。
book.Protect("abc-123");
パート2:ワークシートを保護する
ここでは、保護ワークシートをパスワード保護とパスワードおよび操作モード保護の2つのカテゴリに分けられます。
パスワード保護:パスワード保護が設定された後、ユーザーはワークシートに変更を加えることができなくなります。これは読み取り専用に相当します。変更する場合は、パスワードを入力して保護を解除する必要があります。
パスワードと操作モードの保護:このモードでは、ユーザーは一部の操作を変更できます。
ステップ4:ブックの保護と同様に、保護する必要のあるワークシートを取得し、パスワードと操作保護を設定します(ここでは、最初のワークシートとパスワード保護方法を選択します)。
Worksheet sheet = book.Worksheets[0];
sheet.Protect("def-345", SheetProtectionType.None);
ステップ5:ドキュメントを保存して再起動します。
book.SaveToFile("ProtectExcel.xlsx", ExcelVersion.Version2010);
System.Diagnostics.Process.Start("ProtectExcel.xlsx");
完全なるコード一覧
using Spire.Xls;
namespace Protect_Excel_Document
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
//ワークブックをロードする
Workbook book = new Workbook();
book.LoadFromFile(@"C:\Users\Administrator\Desktop\sample.xlsx");
//ワークブックを保護する
book.Protect("abc-123");
//パスワードでワークシートを保護する
Worksheet sheet = book.Worksheets[0];
sheet.Protect("def-345", SheetProtectionType.None);
//ドキュメントを保存する
book.SaveToFile("ProtectExcel.xlsx", ExcelVersion.Version2010);
System.Diagnostics.Process.Start("ProtectExcel.xlsx");
}
}
}
今回のExcelドキュメントを保護する方法は以上でした、最後まで読んでいただきありがとうございました。