効果的な情報伝達はプレゼンテーションの要点であり、PowerPointは最も広く使用されているプレゼンテーションツールの一つとして、発表者がこの目標を達成するための豊富な機能を提供します。その中でも、プレゼンテーションに表を挿入することで、データの理解や情報の比較がより直感的に行えます。Pythonのような強力なプログラミング言語を使用することで、表の作成を自動化し、PowerPointに挿入することができ、データの正確性を確保し、作業フローを簡素化できます。この記事では、Pythonを使用してPowerPointプレゼンテーションに表を追加する方法を紹介します。
この記事で使用する方法には、Spire.Presentation for Pythonが必要です。PyPIからインストールします：pip install Spire.Presentation。
PythonでPowerPointプレゼンテーションに表を作成する
ISlide.Shapes.AppendTable(x: float, y: float, widths: list[float], heights: list[float])メソッドを使用すると、指定したスライドに直接表を作成できます。このメソッドを使用する際には、まず表の開始座標を決定し、データに基づいて各行の高さと列の幅を計算します。
次の手順で、CSVデータを読み込み、データに基づいてプレゼンテーションに表を作成し、簡単な表のフォーマット設定を行います：
- 必要なモジュールをインポートします。
-
Presentationオブジェクトを作成します。 - CSVファイルデータを2次元の文字列リストとして読み込みます。
-
Presentation.SlideSize.Typeメソッドを使用してスライドサイズを設定します。 -
Presentation.Slides.get_Item()メソッドを使用してスライドを取得します。 - 表の座標と幅・高さを計算します。
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ISlide.Shapes.AppendTable()メソッドを使用して、指定したサイズと位置に表を作成します。 - セルのフォーマット設定を行います。
-
ITable.StylePresetを使用して表のスタイルを設定します。 -
Presentation.SaveToFile()メソッドを使用してプレゼンテーションを保存します。 - リソースを解放します。
コード例
from spire.presentation import Presentation, TextAlignmentType, TableStylePreset, FileFormat, TextFont, SlideSizeType
import csv
# Presentationオブジェクトを作成
presentation = Presentation()
# スライドサイズを設定
presentation.SlideSize.Type = SlideSizeType.Screen16x9
# デフォルトのスライドを取得
slide = presentation.Slides.get_Item(0)
# CSVファイルデータを2次元の文字列リストとして読み込む
with open("Sample.csv", "r", encoding="utf-8") as f:
csv_reader = csv.reader(f)
data = list(csv_reader)
# 表の座標と幅・高さを計算
rows = len(data)
columns = len(data[0])
width = float((presentation.SlideSize.Size.Width - 100) / columns)
height = float((presentation.SlideSize.Size.Height - 300) / rows)
widths = [width for _ in range(columns)]
heights = [height for _ in range(rows)]
# 表を追加
table = slide.Shapes.AppendTable(50, 200, widths, heights)
for i in range(rows):
for j in range(columns):
table.get_Item(j, i).TextFrame.Text = data[i][j]
table.get_Item(j, i).TextFrame.Paragraphs.get_Item(0).FirstTextRange.LatinFont = TextFont("Yu Gothic UI")
table.get_Item(j, i).TextFrame.TextRange.FontHeight = 24
# 表ヘッダをセンタリング
for i in range(columns):
table.get_Item(i, 0).TextFrame.Paragraphs.get_Item(0).Alignment = TextAlignmentType.Center
# 表のスタイルを設定
table.StylePreset = TableStylePreset.ThemedStyle1Accent1
# プレゼンテーションを保存
presentation.SaveToFile("output/PowerPointプレゼンテーションにCSVテーブルを挿入.pptx", FileFormat.Pptx2013)
presentation.Dispose()
挿入された表
この記事では、PowerPointプレゼンテーションに特定のデータを含む表を追加する方法を紹介しました。
さらにPowerPointプレゼンテーションの処理に関するヒントについては、Spire.Presentation for Pythonのチュートリアルをご覧ください。