C＃/ VB.NETでWordドキュメントとODTドキュメント間の相互変換を実現する方法

ODTドキュメント形式、つまりオープンドキュメント形式（Open Document Text）のことです。通常、ODT形式のファイルは、LibreOffice Writer、MS Word、またはその他のドキュメントエディタで開くことができます。ドキュメントを処理するときに、ODTを他の形式に変換したり、他の形式をODTに変換したりして、形式変換によってターゲットドキュメントを取得できます。この記事では、C＃およびVB.NETコードを使用して、ODTドキュメントとWordドキュメント間の相互変換方法を示します。

【プログラム環境】

このテストでは、Free Spire.Doc for .NETがプログラムに導入されます。Spire.Doc.dllファイルは次のユーザーから参照できます。

Free Spire.Doc for .NETをローカルにダウンロードし、解凍してインストールします。インストールが完了したら、インストールパスの下のBINフォルダーでSpire.Doc.dllを見つけます。次に、Visual Studioで「ソリューションエクスプローラー」を開き、「参照」、「参照の追加」を右クリックして、プログラムへのローカルパスのBINフォルダーにあるdllファイルへの参照を追加します。

【フォーマットの変換】

変換するときは、次のことを実現するために3行のコードを操作するだけで済みます。

Documentクラスのオブジェクトを作成します。
Document.LoadFromFile(string fileName)メソッドを呼び出して、ソースドキュメントをロードします。
Document.SaveToFile(string fileName、FileFormat fileFormat)メソッドを使用して、ターゲットファイル形式として指定されたパスに保存します。

1.WordをODTに変換

C#

using Spire.Doc;

namespace WordtoODT
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            //Documentクラスのオブジェクトを作成する
            Document document = new Document();

            //Wordドキュメントを読み込む
            document.LoadFromFile("sample.docx");

            //ODT形式で保存する
            document.SaveToFile("ToODT.odt", FileFormat.Odt);
        }
    }
}

VB.NET

Imports Spire.Doc
 
Namespace WordtoODT
    Class Program
        Shared  Sub Main(ByVal args() As String)
            'Documentクラスのオブジェクトを作成する
            Dim document As Document =  New Document() 
 
            'Wordドキュメントを読み込む
            document.LoadFromFile("sample.docx")
 
            'ODT形式で保存する
            document.SaveToFile("ToODT.odt", FileFormat.Odt)
        End Sub
    End Class
End Namespace

2.ODTをWordに変換する

C#

using Spire.Doc;

namespace ODTtoWord
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            //Documentクラスのオブジェクトを作成する
            Document document = new Document();

            //ODTドキュメントをロードする
            document.LoadFromFile("test.odt");

            //Word形式で保存する
            document.SaveToFile("toWord.docx", FileFormat.Docx2013);
        }
    }
}

VB.NET

Imports Spire.Doc
 
Namespace ODTtoWord
    Class Program
        Shared  Sub Main(ByVal args() As String)
            'Documentクラスのオブジェクトを作成する
            Dim document As Document =  New Document() 
 
            'ODTドキュメントをロードする
            document.LoadFromFile("test.odt")
 
            'Word形式で保存する
            document.SaveToFile("toWord.docx", FileFormat.Docx2013)
        End Sub
    End Class
End Namespace

はい、今回のWordドキュメントとODTドキュメント間の相互変換は以上でした、最後まで読んでくださって誠にありがとうございました。