0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

PythonでExcelワークシートにピボットグラフを作成する

Posted at

ピボットグラフは、ピボットテーブルに基づいて作成されるExcelグラフであり、複雑なデータセットから有益な情報を抽出し、直感的で分かりやすいデータの可視化を提供します。頻繁に更新が必要な場合や大量のデータを処理する必要がある方、データに基づいて意思決定を行う方にとって、Pythonを使用してExcelでピボットグラフを作成することで、最新データに基づいた分析グラフを迅速に調整・生成でき、業務効率の向上やデータ分析の柔軟性を高めることが可能です。この記事では、PythonでExcelワークシートにピボットグラフを作成する方法を紹介します。

この記事で使用する方法では、Spire.XLS for Pythonが必要です。PyPIからインストールしてください:pip install spire.xls

PythonでExcelワークシートにピボットグラフを作成する

まず、Worksheet.PivotTables.get_Item()メソッドを使用してExcelワークシートからピボットテーブルを取得します。その後、取得したピボットテーブルをもとにWorksheet.Charts.Add()メソッドを使用してピボットグラフを作成し、必要に応じてフォーマット設定を行います。以下に具体的な手順を示します:

  1. WorkbookクラスとExcelChartTypeをインポートします。
  2. Workbookクラスのインスタンスを作成します。
  3. Workbook.LoadFromFileメソッドを使用してExcelファイルをロードします。
  4. Workbook.Worksheets.get_Item()メソッドを使用してピボットテーブルが存在するワークシートを取得します。
  5. Worksheet.PivotTables.get_Item()メソッドを使用してピボットテーブルを取得します。
  6. Worksheet.Charts.Addメソッドを使用して、選択したピボットテーブルを基にグラフを作成します。
  7. 新しく作成したピボットグラフの位置を設定します:ChartクラスのTopRowLeftColumnBottomRowRightColumnプロパティを設定して、グラフの位置をワークシート上で指定します。
  8. Chart.ChartTitleプロパティを設定して、グラフのタイトルを設定します。
  9. Workbook.SaveToFileメソッドを使用して、変更を加えたワークブックを保存します。
  10. リソースを解放します。

コード例

from spire.xls import Workbook, ExcelChartType

# Workbookオブジェクトを作成
workbook = Workbook()

# Excelファイルを読み込む
workbook.LoadFromFile("Sample.xlsx")

# ピボットテーブルが含まれるワークシートを取得
sheet = workbook.Worksheets.get_Item(0)

# ピボットテーブルを取得
pivotTable = sheet.PivotTables.get_Item(0)

# ピボットチャートを作成
pivotChart = sheet.Charts.Add(ExcelChartType.BarStacked, pivotTable)

# グラフの位置を設定
pivotChart.TopRow = 2
pivotChart.LeftColumn = 8
pivotChart.BottomRow = 25
pivotChart.RightColumn = 16

# グラフのタイトルを設定
pivotChart.ChartTitle = ""

# ワークブックを保存
workbook.SaveToFile("output/Excelピボットグラフ.xlsx")
workbook.Dispose()

結果
PythonでExcelワークシートにピボットグラフを作成

この記事では、Pythonを使用してExcelワークシートにピボットグラフを作成する方法を解説し、具体的な手順とコード例を提供します。

無料ライセンス申請

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?