Dialogflowとは
誰でも簡単にAIと対話するシステム(チャットボット)が作れることが大きな特徴です。
その他の特徴についても、簡単に特徴を箇条書きしていきます。
- UI上で作成出来るため、コードを書く必要が無かったり、非エンジニアでも手を出し易い
- 開発スピードが早い
- Googleの技術(音声認識・音声合成・自然言語処理・感情解析)を使うことが出来る
- テキスト入力や音声入力などに対応している
- 外部サービスへの連携が簡単(Google Assistant、Facebook Messenger、Slack、Line、Skype...)
簡単なチャットボットの作成
「食べ物が欲しい」と聞くと、botが「はい、ハンバーガーです!」と返すようにセッティングしていきます。
アクセス
まずはDialogflowにアクセスします。
アクセスし、ログインを済ませたらまずはAgentを作成します
Entity
次にEntityを作成します。
Entityとは「単語」や「用語」のことで、EntitiesにはIntents(要求や質問)に出てくる単語をカテゴリ単位で蓄積していきます。
また、DialogflowはIntentsの内容をEntitiesで判断して答えを返します。
カテゴリからEntitiesを選択し、CREATE ENTITYをクリックします。
次にEntityに名前を付けます。ここでは「food」とします。
次に「Value(値)」と「Synonym(類義語)」を入力していきます。
類義語として登録したものはみな同じ値として認識されます。
最後に「SAVE」します。
Intent
最後にIntentを作成します。
Intentとはユーザの「要求」や「質問」をため込んでいく場所になります。
ユーザが何かを書いたり読んだりすると、エージェントの最も適切なインテントとマッチングします。
ここでは「food-intent」とします。
次にTraining phrasesに「食べ物が欲しい」と追加します。
「食べ物が欲しい」と入力すると文字の背景色が変わってEntityと自動で紐づいたのが確認できると思います。
続いてResponseの設定です
レスポンスに「はい、ハンバーガーです。」と書いてIntentの設定も完了です。
SAVEボタンをクリックし、AIに学習させましょう。
確認
最後に上手く出来たかどうかを確認します。
マイクボタンをクリックし、「食べ物が欲しい」と言ってみてください。
自分が喋った内容「食べ物が欲しい」
レスポンス「はい、ハンバーガーです。」
Intentは「food-intent」
となってるのが確認出来るかと思います。
他にも「食品が欲しい」や関係の無い質問なども試してみてください。
最後に
以上で入門編を終わります。
次回はもっと複雑なbotにチャレンジします