##▼リテラル表現
リテラルとは・・・ソースコードの中に直接書き込んである文字や数字のこと
リテラル表現とは・・・ソースコードの中の文字や数字の書き方や表現方法のこと
リテラル表現には、数値リテラルと文字列リテラルがある。
###●数値リテラル
数値リテラルとはその名のとおり、数字を書き込んでいるもの
主な数値リテラルは以下
var a = 100 //10進数
var b = 0x0F //16進数(「0x」で始める)
var c = 0b1010 //2進数(「0b、0B」で始める)
var d = 1.23 //浮動小数点
var e = 1.23e+5 //浮動小数点(指数)
※浮動小数点(指数)は、1.23に×10の5乗
桁区切り文字として「_(アンダースコア)」を利用することもできる
var a = 123_456_789
var b = 0xAA_BB_CC
「_」を使って書いても中身は同じになるので、見やすい方を使っていく。
型サフィックスを使ってデータ型を指定することもできる
サフィックスとは・・・文字や数字の後ろにつけて意味をつけること
var a = 10L //Long型
var b = 10f //float型
println(a::class)
println(b::class)
//結果
//class Kotlin.Long
//class Kotlin.float
※サフィックスは大文字小文字を区別しないから小文字で書いてもOKだが、「L」に関しては小文字だと1と区別しづらいので禁止されてる。
###●文字列リテラル
文字列リテラルには2種類ある
Escaped String:エスケープ文字を含む文字列
Raw String:改行やタブなど、任意の文字列を含む文字列
Escaped Stringでの書き方
var msg1 = "どうも。\nわたしはKotlinを学んでます。"
println(msg1)
//結果
//どうも。
//わたしはKotlinを学んでます。
Escaped Stringでは、改行を意味する「\n」を使っている。
Raw Stringでの書き方
var msg2 = """どうも。
わたしはKotlinを学んでます。"""
println(msg2)
//結果
//どうも。
//わたしはKotlinを学んでます。
Raw Stringでは、「"(ダブルクォーテーション)」を3つ使い、コード内で改行して表示している。
※Raw Stringでは、コード内で改行してあげると表示したときにズレることがある。
コードでも見やすく、表示でも見やすくするためには「trimMargin()」メソッドを使う。
この場合、改行した頭には「|」をつける。
var msg2 = """どうも。
|わたしはKotlinを学んでます。""".trimMargin()
println(msg2)
また、Kotlinには、**文字列テンプレート**というのがある。 →任意の式を埋め込むことができる機能 コード内で文章を書くときなどによく使う「${}」は文字列テンプレート。 文字列テンプレートは任意の式を埋め込めるので、計算や配列を呼び出すことが可能になる
var data = arrayOf(1,2,3)
println("配列dataの頭は${data[0]}で、要素の数は${data.size}。")
println("1+1は${1+1}です。")
//結果
//配列dataの頭は1で、要素の数は3。
//1+1は2です。