Kubernetes Internal #2に参加してみた
Kubernetes InternalはKubernetesの内部実装を読み解いていくミートアップです。
個人的に気になったポイントまとめ
Q1 コンポーネントごとの関係性をまとめた資料などあったりする?
A1. inductorさん
KubernetesのComponentの関連性については、ZLabさんの下記の資料が参考になるとのこと。
https://www.youtube.com/watch?v=_Bve-nkBr2E
https://qiita.com/yuanying/items/ceeeb7329a4fdc566546
A1. bells17さん
Kubernetes Componentの概観図については公式のドキュメントが参考になるとのこと
https://kubernetes.io/docs/concepts/overview/components/
Q2 kube-apiserver, controller-manager, schedulerの図はよく見る気がするのですが、一歩進んでcluster-autoscalerなどが出てきたときに関連性をどのように整理されて理解されているのか
A2. inductorさん
Kubeconのメンテナセッションなどで、コンポーネント毎の動画を見るのがいい。
メンテナに質問もできるしおすすめとのこと。
例えば下記のような動画などがある。
https://www.youtube.com/watch?v=hoU79zapdYQ
https://www.youtube.com/watch?v=OXSRfl8mYyo
Q3 KubernetesからCloudをラップする意味合いではcloud-cotroller-managerやACKは両者同じような立ち位置かと思うが、役割についてコメントもらえるか
A3. inductorさん
ACKはAWSのCloud Formationやterraformのようなものの理解。
Kubernetes側でAWSリソースのライフサイクルを管理したくなったときにはユースケースがあるかも。
似たような前身として、KubernetesのService Catalogというものがあるがメンテナンスされてるかわからない。
A3. bells17さん
etcdからデータを消す感覚でAWSリソースが消えるので、運用は少し大変かもしれない。
Q3 個人的な補足
service catalogについて少し調べてみた
Kubernetesではないが、Openshift 4以降(Kubernetes 1.12以降)にてService Catalogはdeprecatedになっているよう
The service catalog is deprecated in OpenShift Container Platform 4. Equivalent and better functionality is present in the Operator Framework and Operator Lifecycle Manager (OLM).
またService Catalogより優れた機能を持つ後続のOperator Frameworkは今年の7月にCNCFのIncubating projectになっている
https://www.cncf.io/blog/2020/07/09/toc-approves-operator-framework-as-incubating-project/
実質、Service Catalogは廃止してOperator Frameworkに統合していく動きかと思われる。