概要
BIから出力されるレポートにおいて、「定期的に出力されるレポートについてはざっくりした金額を出力してチェックしたい。一方でマクロのインプットとする場合は正確な金額を出力したい。」という用途があります。
金額をチェックするためのレポートをPDF出力で、マクロのインプット用にはExcel出力とし、各出力で金額を百万円単位・一円単位とする方法が取られます。
ここでは、PDF・Excelで出力する場合の金額のスケールを変更する方法をご紹介します。
手順
ソースを選択で、GOデータウェアハウス(クエリー)を選択。
ページ1に「リスト」を配置し、製品と収益をリストに追加します。
「製品」ごとの収益額を、PDFでは百万円単位表示、Excel出力では一円単位表示にします。
「収益」のプロパティ、「条件付きスタイル」から「詳細な条件付きスタイル」を新規作成
式の定義に下記をセット。これで、レポート出力がPDFである条件を定義しました。次に、この場合の書式をセットしていきます。
ReportOutput() = "PDF"
表示形式を「数値」、スケールを「-6」とセット。スケールを-6とすることで、6桁文小数点を移動させることができ、百万円単位で表示ができます。
スケールを-6とすることで小数点以下桁数が増えてしまいます。PDFでは、百万円単位の概算値を見る目的のため、「小数点以下の桁数」を1としましょう。
OKを選択して、条件付きスタイルの画面まで戻り、Excel出力の条件を追加していきます。
下記式の定義として、「Excel出力」条件を追加
ReportOutput() = "spreadsheetML"
データ形式について、PDF出力の場合と同様に表示形式は数値とし、小数点以下の桁数は1とします。Excel出力の場合には一円単位で出力をさせるため、スケールを0とします。