(Google AdMobを基本参考資料としてます)
アプリ内広告とは
個人でアプリ開発してる人がお金を儲けるためのマネタイズ方法の一つ。
スマホでゲームをしてたりするとちょいちょい全画面表示されたり、突然30秒くらい動画が流れ出して操作を阻害してくる若干うざったいアレ。
スマホアプリで稼ぐ方法って?
アプリ広告以外にもいろんなパターンがある
有料アプリモデル
アプリに価格をつけてリリースし、購入してもらいます。
あるいは、特定の機能を制限した無料版のアプリと全機能を解放した有料版アプリの両方をリリースするパターンもあります。無料版アプリでユーザに使用感を試してもらい、その後有料版へのアップデートを促します。
アプリ内購入モデル
IAP(In App Purchase)と呼ばれる方法。アプリ自体は無料で提供し、ユーザが追加機能を獲得したい場合には課金方式で対象機能を使えるようにします。
サブスクリプションモデル
一部機能を制限したアプリを無料でダウンロードできるようにし、定期購読プランを有効にしたユーザーにのみすべての機能を利用できるようにします。定期購読を有効にしている間は定期的に料金がかかる仕組みです。
アプリ内広告モデル(今回の主題)
今回の主題です。アプリ内に表示された広告の閲覧数やクリック数によって広告主から報酬を得ます。
アプリに広告出す手順
1. Adネットワークに登録しよう
登録することで広告主と広告媒体(アプリとかwebサイトとか)開発者との間を取りまとめてなんやかんや世話してくれるサービス。サービスを提供してるアドネットワーク事業者はいっぱいあるので個人で使いやすそうなものを探してください。ちょっと古めの記事にはなりますが事業者の参考になりそうなQiita記事はこちら。
ちなみに私はGoogle社のAdMobを利用しています。
2. 表示する広告フォーマットを決めよう
どんな広告をアプリ内に表示するか決めます。バナーなのか、全画面表示のものなのか、併用して表示することも可能です。あるいは動画広告なのかなどの設定もできます。それらの設定をAdネットワークサービスで登録します。
3. Adネのいう通りアプリに広告表示機能実装
Adネットワークサービスで指示される通りにアプリに広告表示機能を実装します。この段階でどのタイミングで広告出すのかなどの調整や、フォーマットによっては広告デザインのカスタムなどのプログラミングを行うことができます。
4. アプリリリース
ストアからあなたのアプリが誰かにインストールされ、ユーザが広告を見たりクリックしたりすればお金Getです。リリース時のアプリ審査のタイミングで、広告表示機能を追加した影響によりSDKなどの問題のせいでリジェクトくらう可能性があるので、その辺覚悟した上で慎重に1.2.3.のステップを踏むようにしましょうね。
広告フォーマット
アプリ内での広告の見せ方にはどのAdネサービスでもある程度フォーマットが決まっています。主なものは以下。
バナー広告
デバイス画面の上部か下部にアプリのレイアウト内の一部分を使用して表示される長方形の広告フォーマット。
アプリの操作中は画面に表示され続けますが、一定時間が経過すると自動的に更新されるよう設定できます。
広告の収益形態
アプリ内広告で収益が発生するパターンにもいくつか種類があります。
インプレッション型
広告が表示されるたびに儲かるパターンの広告。
表示回数 1,000 回あたりの単価をインプレッション単価、あるいはCPM(Cost per Mille)と呼ぶ。相場は大体10~500円程度らしい。
GoogleAdMobを利用した私の個人アプリで確認した本日のCPMは¥471。
クリック型
広告がクリックされるたびに儲かるパターンの広告。
1回クリックあたりの単価をクリック単価、あるいはCPC(Cost per Click)と呼ぶ。相場は大体5〜30円らしい。
GoogleAdMobを利用した私の個人アプリで確認した本日のCPCは¥16。
成果報酬型
アプリ内広告経由で商品が購入されるたびに儲かるパターンの広告。
一回購入されるあたりの単価をアクション単価、あるいはCPA(Cost per Action)と呼ぶ。相場としては数百円だったり万単位だったりピンキリらしい。
GoogleAdMobではこのタイプの広告はサポート外。
結
以上となります。軽くまとめましたが、まとめててぼんやり思ったこととしては
- どの広告が優れてるとかはないしアプリサービスごとに適した広告フォーマットを選ぶことが重要やな
- 広告で収益化一択ではなくて有料アプリパターンにするのがいいのかとかアプリ内課金パターンにするのがいいのかとか考えるのは結構難易度が高いな、アクセス解析力大事やな
- アメリカとかと比べて日本人はやたらと広告表示を嫌う傾向があるそう。提供するマーケットを決めてからアプリ企画に入るのもありやな
てことです。(浅い)
ありがとうございました。
2020/8/25 22:10 追記
今回の記事、Qiitaの折りたたみ機能▶︎をふんだんに使ってスマートにまとめようとしたけど、これクリックしたら展開できるよーっていうのUI的に読者に伝わるもんかちょっと不安