概要
最近ChatGPTやそれらLLMに頼りっきりで全然コード書いてないなっていう人が増えている(筆者も漏れなく)ので、エンジニアとしてこのままでいいのか?という疑問が浮かんできた人に届けばいいなと思っている記事です。
読者対象
- これからAIのエンジニアとして成長していきたい人
- 特段何かに特化していないけどITエンジニアとして働いている人
- 最近全くコードを書いていないことに変な焦りを感じている人
- AIの勉強って何からすればいいんだろうと迷っている人
- とにかくAIの勉強をガチりたいと思っている人
まぁ、全部ワタクシのことなんですけどね初見さん。
対象ではない方
- 既にAIエンジニアとしてバリバリ働いている方
- G検定・E資格取得者の方
- 既に何か特化していてAIに関してはプレイヤー側で居たいと思う方
今からAIを学んでも遅くない?勝てなくない?
全然そんなことないです。
人生、何事も学ぶことに対して遅いということはないので、学びたいと思ったときが一番吸収率が高いのでむしろ生成AIが飽和してきている今こそAIを学ぶべきだなと思っています。
で、何からAIを学べばいいのさ
結論から言いますと、とにかくG検定を受けるために勉強をしてみましょう。
ワタクシも現在進行形でG検定の試験勉強を進めています。
G検定って何?
G検定とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する、AI・ディープラーニングの活⽤リテラシー習得のための検定試験です。 AI・ディープラーニングに関わる全ての方が受験対象です。 AI・ディープラーニングについて体系的に学ぶことで、「AIで何ができて、何ができないのか」「どこにAIを活用すればよいか」「AIを活用するためには何が必要か」が理解でき、データを活用した新たな課題の発見やアイデアの創出が可能になる、デジタル施策の推進に自信が持てるようになるなど、あなたのビジネスやキャリアの可能性が飛躍的に広がります。
つまり……どういうことだってばよ?
簡単にいうとG検定は、人工知能についての大枠の知識を持っていますよという資格です。
ITリテラシーとしてITパスポートという資格があります。
そしてG検定は人工知能技術に対してのリテラシーを持ってますよーという立ち位置の資格なるのかなと思っています。
資格を取ったらAIエンジニアになれるの?
結論から言いますと、G検定はAIエンジニアになるための最低条件とでも言いましょうか。
もちろん、資格を持っていなくてもAIエンジニアとしてやっている人も世の中には数多くいると思いますがそういった人はおそらくG検定が誕生する前から好きでAIに対して研究して技術を磨いてきた人たちなのだと思います(もちろん例外有り)
G検定の資格を取ったらどうなる?
知らんのか?
AI技術に対して広く浅く知ることができる。
本当に文字通りで、人工知能という言葉の誕生から昨今流行りのAI技術、そして流行りの技術が生まれる前に生まれた根幹となる技術について広く知ることができます。
そして最初に言ったように「浅く」学べるので難しい数式とかも殆ど出ません(全く出ないとは言っていない)
浅く広く知ることで進みたいと思う道が見える
AIエンジニアと一口に言っても様々な分野があるので、どの道に進みたいか決めるためにとりあえずG検定を勉強してみるのがオススメです。
様々な分野と言いましたが、AI技術というのは一本の太い芯から細かく枝分かれしているイメージで、特定の分野に進もうと思っていても結局根幹の部分を勉強するハメになるのかなと感じています。
なのでAIを学びたいけど何から始めたらいいのかっていう人ほどG検定をおススメしたいです。
G検定以外でどうやって学ぶのがオススメ?
確かにG検定の話ばかりだと面白くないので、それ以外でおススメの学び方というとやはり手を動かして実際に自分で人工知能を作ってみるところがいいですね。
実はワタクシもG検定に手を出す前にPythonで機械学習にチャレンジしているところです。
ワタクシは一応エンジニアの端くれでもありますのでAIを勉強しようと思って、先に手を動かす方をやっていたのでわからないところは調べてたりしたのですが、検定の勉強をし始めてから「あ、これってそういうことだったんだ」っていう気付きもあったりして楽しく学べています。
非エンジニアの場合
プログラミング言語を1つ扱える人であれば気軽にPythonを触ることはできますが、非エンジニアの方はPythonというかプログラミング言語を学ぶところから始めないといけないのでそういう人こそやはりG検定から入ったほうが良いのかなと思います。
でも資格勉強なんて興味ないわーって思う方はそれこそChatGPTなりを使って学ぶのがいいですね。
これは非エンジニアだけではなくエンジニアにも言えることですが。
AIのことはAIに聞け
ワタクシが最初にAIを学び始めたときはまだChatGPTなんかは無くて自分でググったり書籍を見て学ぶかUdemyなんかの講座を買ったりして学ぶしかなかったのですが今であればChatGPTに聞けば大体のことは答えてくれます。
無料版であっても複雑なコードを作るとかでなければ全然無料でもいけます。
今はChatGPT以外にも聞けるので素晴らしい時代ですね。
個人的に無料であればGoogleのGeminiに聞くのがオススメです。
人工知能にAIのことを聞くコツ
例えば特定のAI系のワードについて教えてとだけ簡単に言うと、小難しいことをだらだらと喋ってくれますが、おそらく初見だと??????ってなると思います。
既にChatGPTとかによく質問とかされている方だとご存じかもしれませんが以下の聴き方でかなりわかりやすくなります。
「〇〇について 小学生でもわかるように教えて」
小学生とか馬鹿にしてんのか!って思うかもしれませんが、冷静になってください。
貴方はAI技術に関して小学生以下です。大人しくプライドを捨てて小学生になった気持ちでAIに質問してみましょう。
個人的にはこれにプラスして
「ゲームで例えて」
というとゲームをベースに例を出してくれるので理解度がかなり深まります。
昔から教本とかにある「サルでもわかる〇〇」みたいな感じのイメージですね。
AI系の質問で気を付けること
いくら小学生向けに解説してもらっても平気でシグマとかの記号を使う高等数学の式を出してきたりするので、そういうときはプロンプトに「難しい式を使わないで」と書いておくのが無難ですね。
とりあえずAIを学んでみたいんだが?
それこそG検定の教本がお勧めですが、やはりよほど特殊な方でないと基本的に面白くないので漫画で学ぶ系の本をオススメします。
個人的に読んだことのあるわかりやすかった本をピックアップさせていただきます。
※ リンクは張ってませんがタイトルをAmazonとかで検索したらすぐ出てきます。
漫画で学ぶ系
-
マンガでわかる人工知能
- 2017年とちょっと古い本ですがAIの入門の入門的な感じの本なのでオススメです。
- ざっくりと人工知能について学べます。
- 悪いところを上げると本当に触りだけなのでぶっちゃけ検索したら出てくるようなことしか書いてません。
イラスト解説はあるが文字がメイン系
- 絵でわかる10才からのAI入門
- マッチ箱の脳(AI)―使える人工知能のお話
- 絵でわかる人工知能 明日使いたくなるキーワード68
-
イラストで読むAI入門
- 完全に個人的な事情で買ったラインナップですがかわいい挿絵でAIの技術について解説してくれています。
- 漫画でわかる系に比べると少々小難しい内容ではあるので活字慣れしている人はコチラのほうがオススメできるかもしれません。
入門系の本で学ぶのは1~2冊でいい
正直なところ入門系の本は1・2冊読んでしまったら後はそれをもとにChatGPTに聞くなりして理解を深めていくのが今は一番効率のいい勉強方法です。
生成AIで学ぶなんてチートでは?って思うかもしれませんが、人工知能は人類の生活を豊かにするためのチート技術なのですでにあるチートは存分に使ってやりましょう。
Youtubeとかで学ぶのはどうなの?
正直ありだと思ってます。
入門系の動画も最近では沢山あがっているので本買いたくないよーっていう人はYoutubeから入門してみてもいいでしょう。
特に最新技術を学ぶのは、一般的に販売されている書籍よりも動画のほうがリアルタイム性が高いです。
個人的には本当に入門の入門に関してはしっかりとした書籍を買って読んで、興味を持った分野を動画で学ぶのがオススメです。
なんでこんな記事書いたの?(隙自語
ここからは自分語りも交じってしまいますのでご了承を。
結論から言いますと、とりあえずAIを学んでいることを発信していきたかったというのが本音です。
本当ならG検定で学んだことで興味を持ったところを深堀して有益な記事を発信していこうかなって思ったんですが、実は外部サービスでの発信って初めてだったのでひとまず入門の入門的な事を書いて慣れてみようかなっていうのがありました。
ChatGPTがあろうとなかろうと、個人的に困ったときに検索してたどり着くお世話になっていたサイトに自分の記事なんか載せてノイズが混じってしまっては申し訳ないなという被害妄想が強くて個人ブログでひっそりと投稿するのがいつものワタクシでした。
恐れず発信しよう
あんまり語ると長くなるので端折ると、そんなこと気にせず学んだことを発信していけと言い聞かせて今回記事を書かせていただきました。
ワタクシ自身、フロントエンドやバックエンドの技術は色々触ってきて案件での実績もそこそこあるのですがアウトプットの癖がついてないと他の人がキレイにまとめてくれてるし言わなくてもええやろ……みたいな精神状態になって全く発信しなくなるわけです。
AIに関してはほぼ素人みたいなものなので、エンジニアになりたてのころを思い出したのでこの気持ちが残っているうちに発信する癖を付けようというのが今回記事を投稿させていただいた切っ掛けでした。
誰かひとりでも役に立ってくれればうれしい
同じようにAIを入門したいけどよくわからんって人に届けばうれしいですね。
何事もやり始めが一番しんどいので、アウトプットし始めは入門記事を書いてみてるのがめちゃくちゃオススメです。
1回投稿してしまえば後は学んだことをまとめる気持ちで発信していきましょう。
間違った情報は載せない気持ちで挑む
発信するからには出来る限り正しい情報や役に立つ情報を心掛けていきたいところです。
特にAI系の技術はまだまだ発展途上なので今書いてるこれも数年後・数か月後には非効率だったり全く役に立たなくなってしまう可能性もあります。
初Qiitaということもあり色々書きましたが自語りは今回限りにさせていただきます。
次回以降、AI技術に関してわかりやすくまとめていきたい所存です。
G検定終わり次第絵を挟んで読みやすくメンテナンスしますのでお許しを