PMという職種上、ほとんど全ての人との関わり合いが交渉ごとだ思い、交渉が上手くなりたいという一心で、たどり着いたのが交渉アナリスト2級。
会社で、この資格の支援をしているということもあり、早速受けることにしました。
私が受けた方法は、日本交渉協会のビデオOnDemand講座。
教材が届き、受講開始。
仕事が忙しいので、朝早く起きて、毎日散歩の前に1時間勉強することにする。
模擬テストも含めて賞味二週間弱で完了予定!
教材は:
テキスト
ワークブック
オンラインビデオ
各章のビデオを最初に見て、テキスト片手に、ワークブックにチャレンジするという方法。
実際に初めて見ると、価格交渉の話から入り、「価格交渉よりも、どうやったらWinWinにできるのかな」という疑問を抱きつつも、価格交渉は交渉の基本ということのようなので、我慢して一つ一つこなしてゆくことにした。
テキストは比較的量が多く、読むのに数日かかるが、ビデオを先に見て、テキストを読むと重複しているところが結構あるので、積読する必要がないことが判明。中盤は、不必要に時間を費やすことをやめ、ビデオで学習し、必要なところだけテキストで補完するようにしました。
(ただビデオの講師の喋り方が非常にスローなので、1.5xで聞いてました。)
以下自分用にまとめ(細かいことは、テキストに書いてある通りなので省略)
価格交渉の構造
出発点、目標点、留保店など。相手の留保点(もうこれ以上譲れないPOINT)がわかれば締めたもの。あまり現実的ではないが、構造として理解できました。
Zopa
Zone of possible agreement. もしお互いの留保点がオーバーラップしていたら、交渉は成立する可能性大
Batna
Best Alternative to negotiated agreeement. これを持ってると、交渉に有利に立てる。 もし交渉が決裂しても、代替案はあるから大丈夫!
交渉力
肩書きとか(弁護士、交渉士、上司、社長など)、資源、正当性、個性などが交渉力に影響を与える。
アンカリング
これは、いいです。まず最初にこちらからオファーを出して、相手に「お、ここが交渉のスタート地点か」と思わせることにおり、交渉に優位に立てる。
交渉手順
交渉準備
これ重量。情報の収集や分析など。
ファーストオファー
最初にオファーをした側が優位に立つ。そのオファーが相手にアンカリングされる。
交渉ダンス
相互に情報交換を行い、譲歩を繰り返しながら、解決策の方向性を探ること。
クロージング
最後の合意形成。PNNも重要!
交渉倫理(嘘ついてもいいの?)
→この部分は、正解はなく人によって回答は異なるところ。ただ騙すことはしてはいけないと思います。
交渉の二つのタイプ
分配型交渉
パイの大きさは決まっているので奪い合い
統合型交渉
パイの大きさを大きくして、WIN WINに持ってゆく
交渉の心理
個人の認知・バイアス
- 行動のエスカレーション
- 迷信:ぱいの大きさは決まっている
- アンカリング
- フレーミング(アンカリングと違い、考え方の方向付けのこと。本書では、あまり取り上げられていたなかった)。
- 選択的知覚(自分の好みの情報を採用してしまうなど)
- 勝者の呪縛(相手のことを考えずに、勝つことにみに囚われる)
- 自信過剰
影響力
- 社会的証明(今、一番人気!)
- 好意
- 権威(医者、弁護士)
- 希少性
組織の意思決定の罠
グループ・シンク(強制力による同調)
リスキーシフト(強い気持ちが共鳴して、個人ではしないような決断)
その他、いろいろなツールがあったが、全部網羅できないのでここでは割愛。
ワークブックのテストを受けて
オープンブックではあるが、やはり学んだことを理解していないと回答はできない内容。学習ほやほやだったので、割とスラスラ回答できた。ただ手記なので、漢字が思い浮かべられないことが多々あったので、その都度漢字をググるという始末。。。
そしてテスト結果はー>合格!
と、かなり盛り沢山な内容で、なんとなく今までやっていたこともあったりとかあるが、体系立てて学べたので、この知識を生かして、今後の交渉に活用してゆきたいです。
今、学習意欲がかなり上がっているので、この勢いに乗じて、交渉アナリスト補も受けることにしました。