AMPについて、インターネット上にも情報が少ないので、調べたことをどんどん発信していこうと思います。その第五弾です。
第一弾:楽天レシピのAMP対応状況について調べてみた。
第二弾:ゾゾタウンのAMP対応状況について調べてみた。
第三弾:ebay(イーベイ)のAMP対応状況について調べてみた。
第四弾:日本の新聞社のWebサイト5社のAMP対応状況について調べてみた。
今回は、世界の大手ニュースサイト4社のAMP対応状況についてです。前回の第四弾で、日本の新聞社を調べましたが、最後に日本との比較についてもコメントできればと思います。
調査対象
ちなみに、いち早くAMPを導入したはずのThe New York Times(ニューヨーク・タイムズ)は現在、AMP未対応になっていたので、調査対象外です。
AMP対応状況
新聞社のWEBサイトは基本的に下のような構成です。
- トップページ
- 記事一覧ページ
- 記事詳細ページ
この中で4社とも、AMP対応しているのは記事詳細ページのみでした。
(これは日本の主要な新聞社のWEBサイトと同様です)
記事詳細ページのAMPページについて下にまとめます。
※ ロイターのAMPページは2016/12/16(金)17:30現在、エラーです。
サブディレクトリ方式かサブドメイン方式か
AMPページの作成方法は大きく2つに別れていて、サブディレクトリ方式かサブドメイン方式になります。
これは単純にAMPページのURLをどうするかです。
- サブディレクトリ方式:http://abcdxyz.com/amp/161216/
- サブドメイン方式:http://amp.abcdxyz.com/amp/
ちなみに外部ドメインにAMPページを設置することも可能です。(今まで実例を見たことありませんが。)
CNNとguardianはサブドメイン方式を取っていました。
AMPページ確認方法
4社ともバラバラですが、URLの一部を「/amp/」にする、CNNは「www」->「amp」で確認できます。
CDN上のAMPページとパラメータ
日本の新聞社5社のときは、5社中4社がサブディレクトリ方式でしたが、今回の海外サイトは半分半分でした。
AMPページからの内部リンクパラメータ
内部リンクへのパラメータはありません。
これは、意外な結果でして、日本の新聞社では5社中2社はしっかりと内部パラメータの設定をされていました。基本的にAMPは世界が先に行っているイメージが有りましたが、日本人は解析をしっかりやりたいというのがあるのかもです。
どちらにしろ、内部パラメータについては、今回のニュースサイトは参考にならないので、前回の日本の新聞社の記事を参考にしてください。
まとめ
- サイトのAMP対応は、日本同様に記事詳細ページのみ
- AMPページURLの場所は、サブディレクトリ2サイト、サブドメイン2サイトで、サブディレクトリとサブドメインでの実装が半分ずつ。
- 海外の大手ニュースサイトはURLの末尾に「?amp」などのパラメータを設置していない。
海外のニュースサイトは日本より先を行っているものだと思っており、内部リンクにどんなパラメータが書かれてあいたのか、調査がとても楽しみだったのですが、パラメータ設定はなく、ちょっと残念でした。
これから、ニュースサイトでのAMP対応を考えている方は、前回の日本の新聞社の記事と一緒に参考にしてもらえるとよいかと思います。
追記 2016/12/19(月)
当初3社の調査のみでしたが、the guardian(ガーディアン)が超有名サイトということに気づき、追加しました。
ガーディアンはサブドメイン方式をとっていたので、最後のまとめもちょっと変わりました。