実現目標
RTX1210を使用して、光クロス+v6プラス+固定IP
を設定し、VPN
を繋げる。
構築環境
契約した光回線
- enひかり(内部的にはNTTの回線)
- 固定IP
- クロスファミリーwithV6プラス
接続機器、ルータ
- RTX1210(RTX830やRTX1300でも同じ設定が通用すると思います)
- Macbook Pro 2019 16inch Sonoma14.5
- iPhone 15 pro iOS18.0
背景
- 勉強用にWebサーバを建てるため、固定IPが使える光回線が欲しかった次第です
- 探した結果、知人からの紹介でこちらのひかり回線を契約しました
- YAMAHAルータを用いて
光クロス+v6プラス+固定IP
でインターネット接続する場合、通常のv6プラスと違った設定をしなくてはなりませんでした - ついでにVPNも立てます
- 10Gbps回線にRTX1210使うとか宝の持ち腐れだろ!!!!ルータがボトルネックになってどないすんねん!!!! というツッコミは自分でもしましたが、10ギガ回線契約で工事費無料だったんで。。。あと普通にRTX1300買えないので。。。
YAMAHAルータのインターネット設定
公式に、光クロスでのインターネット接続設定例やv6プラスを利用したインターネット接続方法についてのリファレンスはきちんと存在しています。この記事でも基本の流れは公式に沿っています。
- フレッツ 光クロス インターネット(IPv6 IPoE)接続
-
v6プラスでインターネット接続
しかし、両方ともややこしい違いを把握せずにそのままやってしまうと時間が2日くらい溶けます。
実はこの構成、オープンサーキットというプロバイダが提供しているv6Direct+固定IP
と同一です。こちらの記事 を参考にGUI設定するとインターネット設定は完了します。
-
YAMAHAの公式マニュアル に従ってWeb GUIにログインできます。初回ログイン時、MacOSの場合
ユーザ名「anonymous」、パスワードは空
でログインします。(特に設定しない限り192.168.100.1:80と画面に出るはずです。ややこしくてすみません。)
- かんたん設定→プロバイダ接続→新規作成→インターフェースの選択(WAN側に接続するポートを選んでください。僕はLAN2ポートを利用しました。)→回線自動判別→
IPv6 IPoE接続
選択まで進めます -
プロバイダー情報の設定画面で、光クロスでは光電話を契約していなくても、「契約している」を選択してください。v6プラスの選択も忘れずに
- 「v6プラス」固定IPサービスを選択します。何を入力すれば良いかはRTX830で固定IP+v6プラスを設定する という記事が詳しいです。 他のプロバイダからの固定IP情報でも大体似たようなことが書いてあると思います。IPv6アドレスをBR(バックボーンルータの略らしい)アドレスに読み替えればあとは基本当て込みで大丈夫です
- あとは推奨の設定で進めれば良いです
- 接続完了
VPN設定
実はVPN設定もGUIで簡単に進められます。ここでもオープンサーキット様のページを参考にしました。
- ありがたき参考 https://www.open-circuit.ne.jp/isp/settei/v6direct-rtx1210-ip1-remote-vpn.html
今回はiPhoneやMacからVPN接続をするため、PPTPを使用せずL2TP/IPsecを使用する接続を設定します。
- かんたん設定→VPN→リモートアクセス
※「設定を削除しました」は気にしないでください。執筆の都合です。 - 共通設定
- 認証鍵=事前共有鍵を設定(セキュリティ的に複雑な文字列にしておくべし。メモをしておく。)
- PPP認証方式を
CHAPもしくはPAP
に設定 - IPアドレスは自動設定を選択しておけば、プライベートIPアドレス内のIPが自動で割り当てられるようになります
ここからiPhoneで接続確認します。
- 設定→VPNを選択します
- VPN画面に遷移するので、
VPN構成を追加…
をタップします
- 画像に従って、固定IPアドレスとメモした項目を入力→完了します
- 新しいVPNが追加されているはずなので、それをタップして選択し、VPN状況をオンにしてあげれば接続できます