はじめに
InterSystems IRIS について 「医療系分野でよく使われるすごく速い DB」 くらいの知識しかない僕が「IRIS と C# を使ってアプリケーションを開発したい!」というモチベーションでとりかかりました。
調べ物は Gemini Advenced 2.5 Pro のみ を使ってます。以下、DBMS のインストールから、テーブルの作成、データの投入・検索までやってみます。
なお、以下の操作は Windows 10 Pro にて作業を行いました。
DBMS のインストール
ユーザ登録
- Web ブラウザで https://evaluation.intersystems.com/Eval/ にアクセスします。
- 「Register for a new account」のリンクをクリックします。
- 諸々埋めて、「Continue」ボタンをクリックします
- 先ほどの「New User Registration」画面で入力したメールアドレスにトークン文字列が届くので入力します
- メールアドレスのアカウントのパスワードを設定します
- ユーザ登録はこれで完了です!
- 「Return to Login」をクリックして、次は DBMS のインストールを行います。
インストーラのダウンロード
- 「Download Community Edition」をクリックします。
- Platform を選択して、「Download InterSystems IRIS」ボタンをクリックします。
- 画面が遷移してインストーラのダウンロードが始まります。
インストーラの実行
- ダウンロードしたインストーラをダブルクリックして実行します。
- デフォルト設定のまま進めます。「セットアップタイプ」は「開発」を選択しています。
- この後、
SuperUser
のアカウントでログインする機会があります。そこで使うパスワードを入力します。 - インストールはこれで完了です。
DB の操作
管理ポータルへのアクセス
- スタートメニューに 管理ポータル [IRIS] という項目が追加されています。これをクリックします。
- そうすると Web ブラウザが起動して、ログイン画面が表示されます。
- 「ユーザ名」には
SuperUser
を、「パスワード」にはインストールの途中にインストーラに設定したパスワードを入力して「ログイン」ボタンをクリックします。 - 管理ポータルが表示されます。
テーブルの作成
- 次のテーブルを作成します。
CREATE TABLE Sample.Person (
Name VARCHAR(50) NOT NULL,
Age INT,
Email VARCHAR(100)
)
- 管理ポータルの [システムエクスプローラ] - [SQL] とたどります。
- 「実行」ボタンをクリックすると入力欄が表示されるので、先ほどの SQL を入力します。
- 「実行」ボタンをクリックすると、入力欄の下部にメッセージが表示されます。エラーなく実行できたようです。
- 左ペインの「テーブル」を展開して、作成した「Sample.Person」テーブルを探してクリックします。
- 指定したカラムが作成されていることを確認できました。
データの投入
- 今度は次のデータを投入してみます。
INSERT INTO Sample.Person (Name, Age, Email) VALUES ('ナナイロ 太郎', 45, 'taro@example.com');
INSERT INTO Sample.Person (Name, Age, Email) VALUES ('ナナイロ 花子', 38, 'hanako@example.com');
- 「クエリ実行」タブをクリックして、SQL を入力します。
- 「実行」ボタンをクリックすると、入力欄の下部にエラーメッセージが表示されました。
- ひとまず先に進みたいので、ここでは SQL を1行ずつ実行します。
- 1行ずつであればエラーなく実行できたようです。
データの検索
- 最後に、投入したデータを下記 SQL を使って確認してみます。
SELECT * FROM Sample.Person;
SELECT Name, Email FROM Sample.Person WHERE Age < 40;
おわりに
「IRIS と C# を使ってアプリケーションを開発」 の第一歩を踏み出せたかと思います。
今後は、より IRIS らしい使い方や、C# との連携方法を調べます。