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JSON Web Tokens Introduction 和訳要約版

Last updated at Posted at 2017-04-06

始めに

本記事は、本家JSON Web Tokens Introductionの和訳要約版です。その為、詳細にはまとめていない点はご了承ください。

JWTとは何か

  • JSON Web Tokens(JWT)は
    • RFC7519で定義されたオープンな仕様である。
    • 情報を安全かつコンパクトに格納してJSONオブジェクトとして送信することができる

いつJSON Web Tokensを利用すべきか

認証

ユーザーがログインしたら、各リクエスト毎にJWTを要求し、トークンを利用することで、サービス、リソースにアクセスすることが許可される。異なるドメイン間でも使用できるため、今日では幅広く利用されている機能である。

情報交換

JWTは、当事者間で安全に情報交換が出来る方法である。JWTは、ヘッダーとペイロードを利用して署名が追加され、改ざんされていないか認証することができる。

JSON Web Tokensの構造

SON Web Tokens はドットで区切られた以下の3つの部品から成る。

  • ヘッダー
  • ペイロード
  • 署名

それを結合して、 このようにxxxxx.yyyyy.zzzzz なっている。
各部分毎に説明する。

ヘッダー

ヘッダーは主に2つの部品からなる。

  • typ: トークンの種別。
  • alg:HMAC SHA256 や RSAなどの暗号化に使用したアルゴリズム
{
  "alg": "HS256",
  "typ": "JWT"
}

これは Base64Url でエンコードされ、JWTの最初の部分となる。

ペイロード

トークンの2番目の部分であるペイロードでは、メタデータなどの情報のクレームを含むことができる。クレームには、予約済みクレーム、公開クレーム、プライベートクレームの3つがある。

予約済みクレーム

予約済みのクレームで、情報交換時に便利な機能を提供する。

詳しくは後日。

公開クレーム

自由に定義できるが、名前が衝突しないように注意が必要。

プライベートクレーム

情報交換する際に当事者間の承諾のもとに作成するカスタムクレーム。

ペイロードの例

{
  "sub": "1234567890",
  "name": "John Doe",
  "admin": true
}

このペイロードも Base64Url でエンコードされ、JSON Web Tokenの2番目の部分となる。

署名

HMACSHA256を利用した署名の作り方は以下となる。この署名は、送信されてきたJWTが改ざんされていないかの認証用に使用される。またこの文字列はJWTの3番目の部分となる。

HMACSHA256(
  base64UrlEncode(header) + "." +
  base64UrlEncode(payload),
  secret)

JSON Web Tokensはどのようにして利用するのか?

ユーザー認証時にログインに成功したら、JSON Web Tokensを返し、セッションなどサーバーを利用せず、各デザイのローカル内(local storageやクッキーなど)に保存する。

保護されたリソースにアクセスしたい場合、ユーザーはAuthorizationヘッダーに、以下のようなBearerスキーマを送信する。

Authorization: Bearer <token>

これにより、サーバーに何も保存せずステートレスにAPIとやり取りが出来る。また異なるドメイン間でも通信ができ、CORSの心配もない。

参考

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