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【BLOCS】オリジナルのバリデーションルールを作る

Last updated at Posted at 2023-01-15

バリデーションルール

Laravelは requiredmax など色々なバリデーションを、デフォルトでかけることができます。しかし、案件によってはオリジナルなバリデーションルールを追加したい場合もあります。Laravelでオリジナルのルールを作成して、BLOCSで利用する方法を紹介します。

この記事では、Laravel11の実装方法を紹介します。Laravel10以前では、Laravelのオリジナルルール作成方法が異なりますのでご注意ください。

Laravelでオリジナルのルールを作る

artisanでオリジナルのルールを作ります。

php artisan make:rule Myrule

作成したルールを編集して、オリジナルのルールを作ります。今回は倍数の検証をするオリジナルのルールを作ります。

汎用性を持たせるために、コンストラクタで倍数を検証する数字を設定できるようしました。BLOCSテンプレートのdata-lang で指定したメッセージが、$messageに自動でセットされます。

app\Rules\Myrule.php
    private $num;
    private $message;
    
    public function __construct(string $num, string $message)
    {
        $this->num = intval($num);
        $this->message = $message;
    }

次に、検証を通過する条件を設定します。$valueに入力値がセットされますので、条件を決めます。オリジナルルールの作成は以上です。

app\Rules\Myrule.php
    public function validate(string $attribute, mixed $value, Closure $fail): void
    {
        if (intval($value) % $this->num === 0) {
            return;
        }

        $fail($this->message);
    }

BLOCSのテンプレートで設定する

テンプレートでルールを指定します。デフォルトのバリデーションルールと併用することもできます。data-lang で、エラーメッセージを設定します。

create.blocs.html
<input type="number" name="multiple" data-validate="bail|required|integer" />
<!--
    !multiple="Myrule:5"
    data-lang="5の倍数を入力してください。"
-->

@error("multiple") <div class="invalid-feedback">{{ $message }}</div> @enderror

コントローラーでバリデーション実行

コントローラーが、ベースコントローラーを継承している時は不要です。

テンプレートで指定するだけでは、入力フォームへのバリデーションはかかりません。指定したバリデーションとメッセージを、フォームリクエストやvalidateメソッドに渡してバリデーションを実行します。今回は、フォームリクエストでバリデーションを実行しました。

app\Http\Requests\BookRequest.php
    public function rules()
    {
        return \Blocs\Validate::rules('books.create');
    }

    public function messages()
    {
        return \Blocs\Validate::messages('books.create');
    }

バリデーションの動作確認です。5の倍数以外を入力すると、エラーメッセージが表示されます。

スクリーンショット 2023-01-14 16.50.34.png

おわりに

今回は、オリジナルのバリデーションルールを作りました。プログラマーの労力を減らせる工夫を色々と取り入れてBLOCSを開発しています。PHP初学者や、プログラムに苦手意識のある方に特にオススメです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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