まえがき
私は現在、ライブラリ管理の担当として業務しています。
ライブラリ管理の業務は存在自体知りませんでした。
そんな私が数か月経過し、理解してきたので整理含めここに書き残していきたいと思います。
ここでのお話は私の現場での内容になります。
「ライブラリ管理ってこんなことしてるんだ。」 と少しでも思っていただけますと幸いです。
■ライブラリ管理とは
モジュール管理やIT資産などの管理を行う。
環境整備、環境提供も担う。
「モジュール」とは、ソフトウェア開発やシステム設計において、特定の機能や役割を持つ独立した部品のようなもの。
■使用ツール(一例)
- TortoiseSVN,SVN(Subversion)
- ・バージョン管理システムと呼ばれるもの。
・ファイルの変更履歴を管理できる。
・TortoiseSVNはクライアント側からGUIで操作ができる。
・TortoiseSVNで操作しSVNサーバーへ接続し、管理する。
私の業務ではこちらを主に使用してファイル管理、モジュール管理をしています。
SVNへ資材を同期(反映)することをコミットと呼んでいます。
- gitlab
- ・バージョン管理システムを中心としたアプリケーション開発ツール。
・開発側でバージョン管理するために使われる。
・納品を行うことができ、納品物の内容確認や変更履歴も確認できる。
・マスターとブランチという概念があり、過去に開発していたものに追加・修正ができたり、分岐を作ったりできる。 - jenkins
- ・CI/CD化が可能。
・SVNと組み合わせて運用することで業務効率が向上。CI/CDとはテストやリリース、デプロイを自動化することを言います。
デプロイとは実環境へ反映させることです。
他にもVSSやGithubなどバージョン管理システムはございます。
■詳しい業務内容(一例)
現場の環境としては大きく4つの環境に分かれており、
開発環境、開発環境(予備)、検証環境、本番環境(お客様提供)となっています。
そして、基本的には記載の左から順番でそれぞれ進んでいきます。
どのシステムもだと思うのですが、バージョンを上げ開発を進めて提供していくので
当然それぞれのバージョンの資産を管理したり、それぞれの工程に合わせて環境も管理しなければなりません。
それを担当するのがライブラリ管理の主な業務です。
■苦労すること
私の現場ではまだ管理方法が決まっていないものやCI/CD化されていないものも多く、
それらの管理方法を自ら考え提案し決めていかなければならないことがあります。
そういった事はあまりしてこなかったこともあり苦労しています。しかし、とても成長は感じています。
なので、ライブラリ管理とはいっても資料作成やプレゼンテーションをすることも多々あります。
また最終的にはお客様の環境へデプロイ(提供)することになるので責任もあり、
間違えた管理をすると最悪の場合、お客様へご迷惑をおかけすることになるので正確な管理が必要になります。
お読みいただきありがとうございました。