※こちらの記事は、Qiitaの【ベンキューモニタープレゼントキャンペーン】 で
【ベンキュージャパン社】からモニターのプレゼントを受けて、作成しました。
頂いたモニターはこちら: https://bit.ly/46g2PCt
この記事の概要
Qiitaの【ベンキューモニタープレゼントキャンペーン】 でBenQ Japan様からモニターのプレゼントを頂いたので、2週間程度使用して感じたことのレビューをさせていただく。
このモニターは世界初のアイケアモニターシリーズ製品の1つで、
長時間画面を凝視するエンジニアなどに対して目に優しい機能を多数盛り込んでいるのが特徴である。
実際に使ってみた感想としては、このモニターを使用すると目が疲れないだけでなく
非常に仕事を効率的に進めることができ、エンジニアにはもってこいのモニターだと感じた。
テレワークにはもちろん、個人的には職場の集中スペース用モニターとしても良いのではないかと考えている。
たいそうなものをいただいてしまった。BenQ Japan様 ありがとうございます
モニターの気に入っている点
特に気に入った内容は以下の2点で、その内容に触れながらこのモニターについてレビューしていく。
- モニターから伸びる1本のUSBケーブルで PC電源 & モニターx2 & マイク・スピーカー をすべて動かすことができ、デスクがスッキリする
- コーディングモード + ブルーライトカット機能 で集中しやすい作業環境を作ることができる
この記事を書いた人の紹介
メーカー勤務の28歳エンジニア。
仕事は主にハードウェアの要件定義~設計を行っており、Office系ソフトとコーディング用エディタの使用割合は半々くらい。
Wordの仕様書やExcelの設計書を書くこともあれば、VS CodeでコーディングしたりCUIでサーバーをいじることもある。
また、プライベートでは写真の編集や動画の制作、FPSゲームが主なモニターの用途。
作業環境
モニターアームに27インチモニターを2台くっつけるデスク構成で普段は作業している。
右が今回レビュー対象の GW2790QT で、左は同じBenQ製の EX2710 である。
仕事とプライベートのPC作業はどちらもこのデスクで行っており、2つのモニターを仕事でもプライベートでも使用している状態。
仕事以外は写真左下のタワー型PCから画面を出力しており、デスクの後ろからモニターアームに這わす形で配線を引いている。
一方仕事で使用しているノートPCは職場と家で頻繁に作業場所が変わるため、デスク上の配線からモニターに繋いでいる。
後述するが、今回のモニターのおかげでデスク上の配線を4本から1本に減らすことができ、デスクが驚くほどスッキリした。
また、筆者は普段モニターアームを使用しているが、今回のモニターはきちんとVESA規格に対応していたため既存の環境に問題なく組み込むことができた。
プライベートPCと仕事PCではこのように接続を変更して使用している。
プライベートPCもデイジーチェーンができると良かったのだが、流石にゲーミングモニターの144Hzは対応していなかった
訂正: PCとディスプレイのUSBの設定を、USB3.2 Gen2 から USB 2.0 に変更すると、FHD144Hzの出力もできた。
主な機能と気に入っている点
USB-C給電
このモニターはUSB-Cポートから給電ができるため、仕事用PCのACアダプタが不要になった。
ACアダプタだけ会社に忘れてきて午後から出社するようなことがなくなるのは非常にありがたい。
デイジーチェーン対応
いままでは2枚のモニターに1本ずつPCからケーブルを伸ばす必要があったが、デイジーチェーンができるおかげで仕事用PCから2本ケーブルを伸ばす必要がなくなった。
しかも電源用のUSB-Cケーブルで2つ分の映像が出力できるため、ケーブル1本で電源とモニター2枚が賄えてしまった。
マイク&スピーカー搭載
マイクとスピーカーの両方をモニター側に内蔵しているため、通話や会議のときに一切ヘッドセットをつけなくても良くなった。
いままでも聞くだけで良い報告会などはスピーカーから音を出していたのだが、スピーカーの音をマイクが拾ってしまうため
喋るときだけは音声デバイスをヘッドセットに切り替えるなどの面倒さがあった。
このモニターはそういった煩わしさから開放されるため本当に快適である。
さらに、このマイクとスピーカーの通信をさきほどの電源兼モニターケーブルが担うことができる。
結果的にGW2790QTから仕事用PCに伸びる1本のケーブルが電源、モニターx2、マイク・スピーカーケーブルの役割を担うことができた。
ノートPCに1本だけケーブルを挿せば仕事ができるというのは想像以上に快適であった。
今まで4本のケーブルで作業していたが、このモニターのおかげで1本で同じことができるようになった
デスク周りのスッキリさが段違いである。
WQHD解像度
27インチでのWQHD(2560x1440)は高すぎず低すぎずでちょうどよい解像度だと感じた。
解像度の高いモニターは資料がたくさん並べられるメリットがある反面、アイコンや文字が小さくなってしまい、
結果的にモニターや資料の倍率を上ざるを得ない場合がある。
個人的には4K(3080x2160)だと画面上のアイコンやボタンが小さくなってしまい扱いづらさを感じた経験があるが、WQHDであればそういった解像度が高すぎることによる弊害を感じることなく、
高解像度によるメリットを享受できるように感じた。
また、今回自分の環境では左右でFHD(1920x1080)とWQHD(2560x1440)という異なる解像度のモニターを併用することになってしまったが、
ほとんど違和感なく併用できているのも気に入ったポイントである。
おそらく4Kだとかなり違和感があったと思う。
画像はBenQホームページより
Eye-CareUソフトウェア対応
アイケア機能の充実と操作性向上のために、このようなソフトウェアを使用することができる。
OSDののかわりにこのソフトからモニターの設定が変更できるだけでなく、集中タイマーの設定ができ
タイマーの時間が来ると「かびるんるん」のようなキャラクターが画面に現れありがたいお言葉をくれる。
ささやかな機能ではあるが、殺伐とした社会環境を生きるエンジニアにはこういうちょっとした遊び心が癒やしを与えてくれると感じた。
OSDを使用して行う設定を、このソフトウェア上からも行うことができる。かびるんるんがかわいい
タイマーの時間が来るとこのような画面が表示され、強制休憩モードになる。もちろんポップアップだけにする設定も可能
ブルーライトカット機能
最近よく聞くブルーライトカット機能であるが、専用ボタンで調整できるのはさすがアイケアモニターだと感じた。そしてこれがとてもありがたい。
というのも個人的に、ブルーライトは年がら年中カットしてほしいわけではなく、
資料やコードをしっかり見なければならないときにだけカットしてほしいと感じており、使いたいときにすぐに使えるようになることが重要だからだ。
その点、OSDのメニュー階層を潜っていかなくても画面下のボタンからすぐに設定を変更できる点は、アクセシビリティが非常に改善されておりとても便利に感じた。
ブルーライトカット機能専用ボタンがあるのは驚いた。メーカーの配慮を感じる。
コーディングモード
先程のブルーライトカットと合わせて使いたいのがこの機能で、ダークモードのコーディング環境をより使いやすくする機能である。
ただ、この機能自体は画面のコントラストを上げるだけの機能に見えており、
黒っぽいものはより黒く、白っぽいものはより白く表示されるだけである。
字面だけだとこれだけかと感じる人もいるかも知れない。
しかし侮るなかれ実際に使ってみると、不思議なことに非常にコーディングがやりやすい。
30分ほど使用したあとにコーディングモードを解除すると、むしろいままでこんなに見づらい環境でコーディングしていたのかと驚いたほどである。
確かにエディタのダークモードは、黒に近いグレー背景と白に近いグレーの文字で構成されていることがあり、コントラストとしてはそこまで高くない。
もちろんそれはそれで使いやすいUIではあるが、このコーディングモードを使用すると全体のコントラストが適度に上がり、
字がかなり追いやすくなる事に気づいた。
さらに、このとき白文字がすこしギラついて感じる時があるが、ブルーライトカット機能をプラスすることでそのギラギラも軽減され、
結果として非常にコーディングがしやすい環境となることがわかった。
これは文字を読むよりも店頭などで実際に体感してみてほしい機能である。
画像はBenQホームページより
まとめ
GW2790QTは、複数の機能を組み合わせることでトータルでエンジニアがコーディングや作業に集中しやすいモニターとなっていた。
特にデスク周りの配線が片付く機能構成と、ブルーライトカット+コーディングモードの集中環境は非常に効率的なエンジニアワークに繋がると感じており
少々高額なモニターではあるが、労働生産性の向上という意味では値段以上の価値を生み出しうるモニターだと考えている。
体感してみないと分かりづらい点もあるため、導入を検討している方はぜひ店頭でVS Codeを開きながら試してみてほしい。
製品情報
27インチ WQHD スタイリッシュアイケアモニター GW2790QT
- ノイズフィルター機能付きスピーカー
- ノイズキャンセリングマイク搭載
- USB Type-C
- 輝度自動調整機能(B.I.Gen2)
- フリッカーフリー
- ブルーライト軽減プラス
- エルゴノミクスデザイン
- スリムベゼル
画像はBenQホームページより