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【RPA展開#07】ありとあらゆる手を使って「勇者」探し

Last updated at Posted at 2023-10-05

はじめに

最近この「前置き」が長い!と指摘された、husuiです。
いやでもブログって「ツカミ」が大事だと思っているので、がんばります。

UiPath(ユーアイパス)1というRPA2の会社で、若干業務よりの人として働いていました(過去形)。
今回も私見的RPA展開メソドロジーというかポエムの続きです。
いったいいつ完結するのか!?

全然体系立てておらず、自分の思考整理も兼ねて書いています。
一通り書き終わった後で全体を俯瞰して体系立ててみたいと思います。

ちなみに前回の記事はこちらです。

注意
本記事はあくまで個人的見解を元とした内容となっております。所属団体の公式見解ではございませんのでご了承くださいね!

「勇者探し」と同時に「種まき」を

前回はRPAツール展開に必要な「勇者」を探すために、

  • あらかじめターゲット部門を絞り、
  • 対象部門の予備知識を持った上で、
  • 相手の「悩み」に「寄り添う」形でお話をし、

相手に安心感・親近感を実感させることが大事と言う話をしました。

しかし、だからといって10人中10人全員が、
「悩みを聞いてくれてありがとう!ぜひRPAツール使います!勇者になります!」
ってなるわけが無く、大体の人たちが、
「はぁ、なるほどぉー、RPAねぇー」
と、 あいまいな反応をする人たちがほとんど です。

でもそれが 普通 なんです。
前にも言ったように、みんながやる気を出してくれるんだったら、
そもそもみんなすでにRPAツールを使っているはずなんです。
PXL_20231005_053939771.jpg
あれ?「勇者」探すんじゃなかったの!?

そう、まさにいま「勇者」探してますよ。
でも「怒り」や「想い」を持った人なんて残念なことに めったに存在しない のです。
アフィリエイトでも散々いろんな商品を宣伝しまくったとしても、
コンバージョンレート3は一桁台でむしろ良い方だったりするのです。

なので反応がちょっぴり薄い、「勇者」候補ではない人たちには、
「私たちの「悩み」を少しは理解してくれる人が間接管理部門にいるんだなぁ。RPAってのがあるんだなぁ」
って うっすら思わせる程度でいいと思います。
つまり、未来のための「種まき」です。

「勇者探し」を色を変え、形を変えて展開する

「勇者探し」は正直いって骨が折れます。
ターゲット部署向けの説明会を繰り返していくのもいいですが、それだけだと大変です。
やはりいろんな施策・打ち手は何本も用意して、 相乗効果が生まれるようにしたい です。
つまり、「メディアミックス」4みたいなかんじですね。

あらかじめターゲット部署は絞ってリストを作っておくのは大前提です。
もちろんそのリストに優先順位をつけることも忘れてはいけません。
そしてその後どうするか? 

  • ターゲット部署の「悩み」にフォーカスした説明・相談会を実施する
  • ターゲット部署の上長に個別に相談し、配下に「想い」を持つ人がいないか聞く
  • ターゲット部署ごとに「悩み」にフォーカスした説明・宣伝・告知メールを送信する
  • 全社会議で時間をもらって宣伝・説明する
  • オンラインの場(社内ポータルとか)にチラシ(宣伝)を配置する
  • オフラインの場(食堂とか会議室とか)にチラシ(宣伝)を配置したり、説明・相談・デモ窓口をおく

他にも色々あるかもしれません。
PXL_20231005_053943912.jpg
よく見ると、後半3つは全方位的なものも含まれています。
「あれ?全方位はダメって前回言ってたじゃん!」
と思われる方もいるかもしれません。
これは全方位「だけ」じゃあダメだよ、という意味でした。まぎらわしくてすいません。

ターゲットに向かって攻める戦略を続けながら、
一方では今後の予備兵確保のための全方位攻撃を同時に行うことはとても有効なのです。
とにかくバンバン宣伝(「種まき」)しまくって「認知」度を上げておきながら、
確度が高そうな部署にはピンポイントで攻めるというのが一番効果的かなと思うわけです。
(あれ、言ってること同じかも。まいっか。)

心揺さぶるコミュニケーションを

さっきまで「悩み」に「寄り添い」つつ、RPAツールの「説明」を行うと書きましたが、
気づくと「宣伝」とか「デモ」とか書いていました。

あらためてここらへんを若干簡易的なトークスクリプトに落とし込んで見ていきましょう。

  1. あなた方の業務ってざっくりこういうことをされているんですか?
  2. その業務の中でこういった悩みとかあるんじゃないですか?
  3. もしくは他にも悩みがあったら聞かせてくれませんか?なるほど。
  4. ほかにも同じような悩みを抱えている人はいますか?
  5. もしかしたら私たちの「RPAツール」を使ったら、その「悩み」が解決できるかもしれないですよ。
  6. もし解決できたらあなたはどんなことをしてみたいですか?新しいこと?lこれまでできてなかったこと?
  7. そういう未来が少しでも実現できたら嬉しいと思いませんか?
  8. 「RPAツール」ってまずはこんな動きするんですよ。見てください。
  9. どうでした?今後のために率直にどう思われたか感想を聞かせて欲しいです。
  10. 実は他の会社でも使われていて、私も実際簡単なの作ってみたのがこれなんですよ。
  11. 「RPAツール」はこういうツールでこういうふうにして作るんですよ。
  12. 今まだ使っている人が少なくて是非チャレンジしてくれる人たちを探しているんです。
  13. どうでしょう?今ならまだ貴重な初期メンバーです。ちょっとやってみます?
  14. 今まだ決めきれないのであれば大丈夫、もし興味があったらこちら(メアド・サイト)に連絡してくださいね。
  15. あと他の社内のお知り合いの方にもぜひこちら(チラシ)お渡しいただければと!

PXL_20231005_053924190.jpg
それぞれの意図としては、
1-4.で前述どおり「悩み」にフォーカス。
6-7.でその「悩み」が解決された後の明るい未来・体験を想像させる。
8-10.で実演(デモ)をしてみて勝手に画面が動く気持ち悪さ(笑)を実感してもらう。
11.でやっと製品の説明を行う。
12-13.で勇者にならないかプッシュ。
14-15.で今後のための種まきと、リファラル5?道連れ?宣伝。

特に14-15は、自分一人ではなかなか行動できないけど、
同僚とだったら一緒に一歩踏み出してくれる可能性は実は高いです。
なのであえて、ターゲットの「同僚」にも少し影響を与えるような言い方をしています。

次回へ続きます

だんだん、というかだいぶ前からかもですがとっちらかってきましたね。
までも書きたいことを書けるのがブログのいいところなのでそのまま続けたいと思います。
まだまだ書きたいことがありまして、果たしていつになったら終わることやら…

まだ視野が狭くレベルが低い私見なので、ぜひ皆様からのアドバイスコメントよろしくお願いいたします。
ディスられると凹むのでお手柔らかにお願いします…

  1. https://www.uipath.com/ja

  2. Robotic Process Automationの略です。

  3. コンバージョンレートとは https://e-words.jp/w/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88.html

  4. メディアミックスとは https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

  5. リファラルとは https://www.r-agent.com/business/knowhow/article/18488/

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