auが通信障害を起こした。86時間の大障害である。
どう考えても「何か隠しているだろう」。
ルーター交換で障害が起こった、というのはありうる話だ。
問題は「復旧した」と言ってから確認を取り終わるまで2日かかったということだ。
ちょっと待て。確認に2日かかるなら、ルーター交換がうまくできたとしても、その交換に問題がないか確認が終わるまで恒常的に2日かかるということだ。私のスマホはauだが、ずっとアンテナが立たなかったぞ。
ということはルーター交換という作業がauにとって今回がはじめて(つねに2日かかるが、いままでやってなかったので事象が起こらなかった)か、実はルーター交換以外になにか障害があってそれを隠しているか、だ。輻輳が起こったとしてもハード障害があったとしてルーター1台分だ。処理しきれない通信量ではなかろう。
それともあれ、auはみずほグループか?
補償の話が出ているが、docomoの前例によると「全面ダウンだった時間は24時間未満だったから補償には当たらない」で逃げたらしい。そりゃそうだろう。社長の携帯だけはどんなことをしてでもつなげるだろうから全面ダウンにならない。
その時はスルーしてくれたようだが、私なら申し出る。
「データ見せてくれ。処理プログラム書く。それでユーザーひとりひとりについて、サービスできなかった時間を計算する。つまり個別のユーザーについて全面ダウン時間を計算して個人別に補償できるようにしてあげる。」
もちろんボランティアでやるよ。でも協力者のトップ(いいだしっぺ)に名前を載せてください。
(この業界、名声が一番希少な資源なのよ。これが「オープンソース」運動を支えてます。)
要求するデータは電話番号別(端末別の)位置情報取得状況。および通話記録。できれば障害時間前の通話記録も。
位置情報を取得できなかった時間帯は当然「サービス停止」つまり障害継続時間。その間偶然通話ができたことがあるかもしれないが、それが過去の通話記録の実績からいって、ここは統計学の援用がいるね、5%以内の頻度で生じた短い通話であれば、途中で切れたということとしてサービス実施時間に加えない。
説得力はあると思う。問題は「電源を切っていた人」だけど「サービス停止になっているのだから電源を切った」と見なければなるまい。電力需給逼迫注意報が出ていたのだ。使用していない(できない)機器の電源を切るのは当然である。
KDDI関係者のうめき声が聞こえたような気が。
そんなに難しい処理じゃないような気がしてきませんか?じゃあ俺も参加しよう、って人多いんじゃないでしょうか。
一番言いたいのは「使えている人もいるから全面ダウンではない」というどんぶり勘定、通用する時代じゃないでしょ、ってことだ。
個人別に料金を請求しているのだ。個人別に補償額を計算する。こちらの方向で動いて当たり前だ。これぞDXというものだろう。
さて、具体的な補償の内容だが、普通は基本料金割引だよな。
ところで、こんなのどうだろ。auと契約解除しても、ダウンした日数の倍、無償で継続使用できるようにします。理屈は通る。昔、国鉄はストの補償として「1日使える乗車票」を発行していたという例もあるから。
今度はKDDI関係者の安堵のため息が聞こえてきたような。でも利用者の印象は悪いだろうなあ。