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日本語に適した「ホームポジション」

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 妙に合理的なキーボードの「ホームポジション」の人を見つけたのでご紹介。
 左手小指は[A]からほとんど動かず、そのほかの指は
左手中指が[E]
右手人差指が[U]
同中指が[I]
同薬指が[0]
 ようするに母音がすぐに叩けるように待機しているのだ。

 なんと合理的な。これでUS配列なら、Enterキーもさぞ叩きやすかろう。
 ものすごく高速にタイプしている人におどろいて観察したところそういう動きに気が付いた次第。
 本人に伺うと「まるで意識していない」「そんなこと言われたの初めて」。いや、その「勘」が頭の良さというものなのですよ。だから私、先生を個人的に信用します。(さすが東京医科歯科大)

 そもそも今のQWERTY配列は、機械式キーボードの活字を支える「柄」の部分がこんがらがらないように、あるいみ「高速だと打ちにくいように」考えられたものだ。コンピュータ時代になってDovrak配列のように叩きやすさ優先の合理的な配列が提唱されたが、一度規格化されたものはそう簡単に変わらない。それを母音の使われる数が極端に多い日本語ならではの使いこなしで無意識に乗り越えてしまったこの人に拍手。

 どっちかというと私もキータッチは速い方らしい。仕事で重要なオペレーションがあり、一人が端末を操作して一人が横でチェックするというとき、オペレーション役を仰せつかることはまずない。というのは「速すぎて何やっているか見て分からない」からだそうだ。
 しかし私は四天王最弱。いや、嫁さんやうちの子供の方がずっと速いから家族で一番遅いってことなんだけど。3人ともピアノやっていたからなあ。とくに嫁さんは(ぼーっとした外観とは異なり)ベートーベンの「月光」第三楽章を「速いだけ」と言い切るくらい速い。

 よし、おとーさまの威厳のためにこのホームポジションを身に着けて、、、と思ったが、どうしても左手はA,S,D,Fに、右手はJ,K,L,+に指が落ち着いてしまうのでした。習慣とは恐ろしい。

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