無料のVPSとは?
VPS(仮想専用サーバー)は、Webアプリや開発環境、ゲームサーバーなどの構築に欠かせない重要なインフラです。しかし、初めて使う場合、月額料金を支払って契約するのは心理的なハードルが高いこともあります。そんな中、Xserverが無料で利用できるVPSプランを提供しています。
Xserver VPSの無料プランの特徴
- 対象ユーザー:個人の学習目的や小規模プロジェクトに最適
- 用途:サーバーの設定や運用の習得、テスト環境の構築に適している
- 注意点:高負荷な本番環境や大規模サービスには向かない
それぞれのプランの比較
項目 | 無料2GB | 有料2G |
---|---|---|
vCPU | 2コア | 3コア |
NVMe SSD | 30GB | 50GB |
ネットワーク | 30Mbps | 100Mbps |
通信制限 | 制限あり | 無制限 |
サポート | ☓ | ◯ |
契約更新 | 手動更新(4日ごと) | 自動更新 |
実際に触ってみる
今回はMinecraft(Java)サーバーを立ててみます。
プランは2GBのプランを使います。
イメージタイプのアプリケーションからMinecraft(Java版)を選択
rootパスワードやSSH keyも諸々設定して、申し込みます。
Minecraft Java 初期設定サポートもあるため、それを活用するといいでしょう(今回も使いました)。
Minecraft Java 初期設定サポート
左のメニューからパケットフィルター設定を開き、
このように追加します。
トップへ戻り、アプリケーション欄のマインクラフトマネージャーにログインし、「各種設定/情報」タブの
「バージョン情報」、「マインクラフト」の「現在のバージョン」を確認してメモしておきましょう。
(ログイン情報は申込時に設定した情報ではありません。登録されているメールに送信された情報を使いますので事前に確認しておきましょう)
(今回の場合1.21.7でした。)
あとは、マインクラフトを起動し、「マルチプレイ」から「サーバーを追加」でサーバー名(自由)とサーバーアドレス(サーバーのIPアドレス)を入力し追加、その後接続すると。
接続できました!
その後10分ぐらいプレイしてみましたが、特に難なくプレイできました。
平常時の稼働率
まとめ
今回のようにMinecraftサーバーも簡単に構築でき、軽く遊ぶ分には通信制限や性能面の不満もほとんどありませんでした。Xserver VPSの無料プランを使えば、実際のLinuxサーバーでの構築・運用経験をノーコストで積むことができるため、学習目的には非常に有用です。ただ、契約更新は自動ではなく手動(4日に1度か2日に1度)なのでそこは注意が必要です。
ありがとうございました。