OpenvSwitchでVXLAN

OpenvSwitchでVXLANを試してみた。

環境

OS: Ubuntu 16.04

インストール

# apt update
# apt install openvswitch-common openvswitch-switch

Linuxの標準のモジュールのbridgeを使わないように設定する。

# rmmod bridge

トポロジ

OVSに接続しているゲストはLXCを使用した。

コンテナ作成

OVSに接続するコンテナのプロファイルを作成。
デフォルトのプロファイルをコピーしてeth0の設定を変更する。

# lxc profile copy default c100

config: {}
devices:
    eth0:
        host_name: c100
        name: eth0
        nictype: p2p
        type: nic
name: c100
used_by: []

host_nameには、ホスト側で表示されるインターフェース名を指定する。指定しなかった場合は、自動で付与される。今回は、インターフェース名を使用してOVSの設定をするので指定した。
また、nictypeのp2pは、仮想ペアを作り、片方をコンテナに、片方をホストに置かれる。

作成するコンテナごとにプロファイルを作成する。1つのホスト上にc100とc200を作る。

# lxc launch ubuntu:16.04 c100 -p c100 
# lxc launch ubuntu:16.04 c200 -p c200

コンテナにアドレスを付与する。(別のホスト上のコンテナにはIPが被らないように設定する。)

# lxc exec c100 -- ip address add 192.168.100.1/24 dev eth0
# lxc exec c200 -- ip address add 192.168.200.1/24 dev eth0

OVSの設定

仮想スイッチを作成する。

# ovs-vsctl add-br ovs1

vxlanのインターフェースを作成する。今回はタグが100と200で区切るので2つ作成する。

# ovs-vsctl add-port ovs1 vxlan100 tag=100 -- set interface vxlan100 type=vxlan options:remote_ip=172.168.0.2 options:key=100
# ovs-vsctl add-port ovs1 vxlan200 tag=200 -- set interface vxlan200 type=vxlan options:remote_ip=172.168.0.2 options:key=200

コンテナのvethを仮想スイッチに接続する。

# ovs-vsctl add-port ovs1 c100 tag=100
# ovs-vsctl add-port ovs1 c200 tag=200

疎通確認

コンテナから別のコンテナへpingを送信してみる。

# lxc exec c100 -- ping 192.168.100.2
成功する
# lxc exec c100 -- ping 192.168.200.2
失敗する