クラス図とは
クラス図はUML(統一モデリング言語)のひとつで、特徴は「システムの静的な構造・関係性を視覚的に表現するための図」であることです。視覚的に表現するというのがポイントです。
クラス図のメリット
クラス図のメリットは、複雑度にかかわらず情報システムのデータモデルを図式化できる点になります。 システムによっては構造が非常に複雑になるケースもあるでしょう。構造が複雑なシステムは、説明や理解も難しくなります。しかし、クラス図なら複雑なシステムのデータモデルもシンプルに図式化して表現できるのです。
クラス図の書き方
クラス名
四角で囲まれている一番上の名前みたいなものがクラス名です。
ここだとユーザーやショッピングカートになります。この四角の中に属性(フィールド)と操作(メソッド)を記述していきます。
属性(フィールド)
クラスのインスタンスが持っているデータの定義のことです。例えば、ショッピングカートクラスでいうと、ショッピングカート機能を作る上で必要になる要素になります。
操作(メソッド)
操作(メソッド)は、クラス内で実際に行われる操作になります。ショッピングカートであれば、カートに商品を追加したり、カートから削除したりなど、そのクラスが持つ機能を言語化したものです。
矢印について
この矢印は、クラスの関連性を表したものになります。例として、下記の画像の社員と会社の関係性を見てみましょう。
会社から見て、1つの会社にはたくさんの社員がいます。逆に社員から見て、会社は1つしかないです。
このように、社員と会社には一対多の関係が成り立ちます。
この画像の「1..*」というのは数が1つではないことを表し、会社の「1」は社員から見て1つしか存在していないことを表しています。
以上になります。また追記します。