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[Dify] v0.6.11でリリースされた目玉機能「Webサイトから同期」と「ワークフローにメモ追加」を解説

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はじめに

今回はリリース機能を一部まとめてみました。
全リリース内容は以下を参照してください。
https://github.com/langgenius/dify/releases/tag/0.6.11

リリースのアナウンスはDiscordに入っているとめちゃくちゃ気づきやすいのでおすすめです!
Discordはこちら

では初めていきます。

Webサイトから同期

Webサイトから同期の機能はみなさん待望の機能ですね!
特定のURLを入力すると、そのURLからいい感じにサイト内をクロールし、内容をベクトルDBに格納しておく機能です!
これがあることでLLMが知らないような最新の情報などを回答するようなRAGを構築するのがめちゃくちゃ楽になりますね!
LangGraphとか最近出てきてめちゃくちゃ使われるツールなどはこれでめちゃくちゃ捗りますね。
では使い方解説です。

  1. FireCrawlの設定に移動する。
    image.png

  2. APIキーを設定する。
    基本はAPIキーの設定だけで大丈夫です!FireCrawlをセルフホスティングしている場合はBaseURLが必要になります。
    image.png

  3. ナレッジのWebサイトから同期に移動。ベクトルDBに格納したいURLを入力する。
    基本的にFireCrawlは入力したURLを元にして、パスを探索していきます。探索する時の設定はオプションから設定できます。
    オプションは以下。

  • Crawl sub-pages: サブページもクロールするかどうかを指定します。
  • Limit: クロールするページの最大数を指定します(必須項目)。
  • Max depth: クロールの深さを指定します。
  • Exclude paths: クロールしないパスを指定します(例: blog/, about/)。
  • Include only paths: クロールするパスを指定します(例: articles/*)。
  • Extract only main content: メインコンテンツのみを抽出するかどうかを指定します(ヘッダー、ナビゲーション、フッターなどを除外)。
    image.png

4. こんな感じで取得できます。
image.png

ワークフローにメモ追加

正直これはすぐには使わなさそうな機能です。
ただチームでDifyを使う時や、社内でDifyを使う時などは重宝されそうです!
使い方は簡単。以下の画像のようにメモを追加ボタンをクリックするだけ!
書き心地は普通のマークダウンエディターなので良いです!
image.png

他のアップデート

GPT-4oでまとめさせました。

Model Support

  • Jina: Jina-CLIP-v1モデル対応。
  • Zhipu: GLM4新モデルとZhipu embedding-2追加。
  • ERNIE-4.0-8K-Latest: ERNIE-4.0-8K-Latest対応。
  • Doubao: Doubao LLMの機能呼び出し対応。
  • Hunyuan: Hunyuan LLMモデル対応。
  • SiliconFlow: SiliconFlow対応。
  • Novita.ai: Novita.aiをモデルプロバイダーとして追加。

🛠️ ツール

  • DuckDuckGo: 画像検索、翻訳、AIチャットツール追加。
  • Feishu: 多次元表操作ツール追加。

🗄️ ベクターデータベース

  • TiDB Vector: TiDB vector対応。
  • Chroma Vector Store: Chroma vector store対応。
  • Tencent Vector DB: Tencent vector DB対応。

☁️ AWS

  • EKS Pod Identity: boto3ライブラリをEKS Pod Identity対応にアップグレード。
  • IAM Role for Bedrock: IAM Role for Bedrock使用可能に。
  • AWS S3 IAM Check: AWS S3 IAMチェック追加。

🏗️ APIサービスインフラ

  • Poetry Support: Poetryビルドツール対応。
  • 次バージョンでpipは主要パッケージ管理ツールから除外予定。
  • Poetry in CI: CIジョブで依存関係インストールにPoetryをデフォルト使用。
  • Pydantic Migration: バリデーションをPydantic 1.xから2.xに移行。

その他の強化

  • Editor User Permission: 新しい編集者ユーザーパーミッションプロファイル追加。
  • Memory Messages Limit: デフォルトのメッセージ数制限を無限に設定。
  • DOCX Image Handling: DOCX画像抽出時の外部画像処理改善。
  • Dataset Delete Endpoint: データセット削除エンドポイント追加。
  • Knowledge Retrieval: データセットクエリをバッチ処理で知識検索性能を最適化。
  • Jina Tools: APIキー、プロキシサーバー、キャッシュバイパスパラメータ追加。
    = HTTP Request Fix: HTTPリクエストのDELETEメソッドが動作しない問題を修正。
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