本記事の趣旨
Looker Studioに入門した記録をつける
自己紹介
なんでもやる系Webエンジニア10年生です。
なお、年齢は一般的な社会人10年目よりは上振れしています。
今までのエンジニア生活で、データ基盤関連の業務が一番つらくて一番楽しかったので、今後のキャリアにつなげていきたいなと思っています。
しかし、データ界隈はあまりにも領域が広く、いま自分が何をどこまで把握できていて、何がどこまでできるのかが全く掴めていません。
ともかくも、掴めてないなら掴みにいけばええやんけ!ということで、なんだかんだ全く触ったことがないBIツールを使ってダッシュボードを作って見ようと思います。
実践
ツール
Looker Studio
Gmailかつ無料で使えるのでとにかく早くはじめられるやつ。
進め方
Looker Studioの公式ページを開いてドキュメントを読んで〜
とかしてるとキリないので、教えて生成AI様!
ちょうどGemini様が半額だったので、Gemini 1.5 Pro with Deep Researchに聞いてみる。
出典:Google One プラン | Google
抜粋
Looker Studioでダッシュボードを作成する手順
ステップ0:Looker StudioにGmailアカウントでログインする
ステップ1:Looker Studioの基本を理解する
ステップ2:チュートリアルで実践する
ステップ3:公開ダッシュボードを参考に学ぶ
ステップ4:オリジナルダッシュボードを作成する
ステップ5:フィードバックをもらう
GemiGemiしてきたな!とか言いたかったけど硬派すぎてスンってなる
チュートリアルが一番良さそうなのでおとなしくチュートリアルをする。
公式チュートリアル
Looker Studio ガイド チュートリアル | Google Cloud
ステップ 1: 新しい空のレポートを作成する
ステップ 2: レポートに別のグラフを追加する
ステップ 3: レポートのスタイルを設定する
ステップ 4: バナーを追加する
ステップ 5: レポートにタイトルを追加する
ステップ 1: 新しい空のレポートを作成する
空のレポートをクリック
出典:Looker Studioコンソール | Looker Studio
アカウントの設定
出典:Looker Studioコンソール | Looker Studio
更新情報の設定
出典:Looker Studioコンソール | Looker Studio
どうやらアカウントの設定と更新情報の設定を先にしておかないといけないらしく、先に進まなかったので、再度空のレポートを作成
「データに接続」と「マイデータソース」の2つが選べる。
「データに接続」の方は、データコネクターを使って外部のデータソースに接続する。
その際に必要な認証情報が求められるものと思われるが、そこはいったんおいとく。
Google Connectorsなるものが24種類
出典:Looker Studioコンソール | Looker Studio
パートナーコネクションなるものが1118種類ある。
出典:Looker Studioコンソール | Looker Studio
<2025年2月6日更新>
脱線した調べ物をした箇所を記事の下部に移動させました。
さすがに公開記事なので、勢いで書いたとしても読みづらいのは良くない。
<2025年2月6日更新ここまで>
今回は、あくまでサンプルを使ったチュートリアルなので、
「マイデータソース」でサンプルを選びます。
SampleのGA4を選んだらいろいろ出てきた。
出典:Looker Studioコンソール - レポート画面 | Looker Studio
ユニバーサルアナリティクスについては仕様変更
ユニバーサル アナリティクスは Google アナリティクス 4 に置き換わりました
速さ優先のチュートリアルなので、別のデータを使うことにします。
World population data2025なるものを選んだところ
権限系のエラー
出典:Looker Studioコンソール - レポート画面 | Looker Studio
どうもLooker Studioは権限設定が悩ましいらしい。
こちら参考にあとで読ませていただきます。
後回しにするとどうしようもなくなる(かもしれない)Looker Studioの権限を理解する | @SoySoySoyB(D) in 株式会社primeNumber
速さ優先なので、表示可能なsampleデータソースを見ていたところ[Sample]Youtube Dataならいけた。
出典:Looker Studioコンソール - レポート画面| Looker Studio
適当に名前をつけてレポートを保存してステップ1完了
ステップ 2: レポートに別のグラフを追加する
チュートリアルでは時系列データを追加しているので、それをなぞります。
ツールバーのグラフを追加から時系列データを選んだら、自動で指標を選択してくれています。
出典:Looker Studioコンソール - レポート画面 | Looker Studio
「おお、すげえ!!」が思わず。
いくつになっても新鮮な驚きを大切にしたいですね
内訳ディメンションを追加しよう、という指示なので、州コード(US State Code)を追加します。
出典:Looker Studioコンソール - レポート画面 | Looker Studio
結果はこのようになりました。
出典:Looker Studioコンソール - レポート画面 | Looker Studio
さっぱりわかりませんね。なんか国コードにnull混じってるし。
アメリカの州ごとの1日のyoutubeの平均動画視聴時間を時系列で表示したところでしょうか。
期間が1ヶ月半で割と広めの範囲なわりに、期間自体に意味はないというのも意味がわからなくて味がします。
また、元々のデータの取り方や精度がわからないのと、私はアメリカの州ごとの事情がわからないので、データの精度としても、直感に基づく印象としても、なにがなんだかわかりません。
レポートとしては何が何だかわかりませんが、ある程度ポチポチで可視化を進めてくれるということがわかりました。
もうすでに楽しいのですが、ここで掘り下げはじめるとデータソースとのにらめっこやら個別の機能を拾ってためしたりとかあれやこれやがはじまって終わりません。
チュートリアルを進めます。
エモいダッシュボード作りはいつか試してみたいところですね。
※エモダというレディースファッションブランドがあるんだそうです。
ステップ 3: レポートのスタイルを設定する
ツールバーから、「テーマとレイアウト」を設定する、背景をお好みの色、たとえばピンクに。
出典:Looker Studioコンソール - レポート画面 | Looker Studio
いくつか色を変えて、みえねーーーって笑っていたのですが、モニターA(15年前くらいの液晶)からモニターB(3年前くらいの液晶)にウィンドウを変えて表示したところ、そこそこ見えてしまいました。
ステップ 4: バナーを追加する
ステップ 5: レポートにタイトルを追加する
この2つは一気に終わらせました。
チュートリアルでバナーの色を青にしていたので、全体の色調を揃えています。
出典:Looker Studioコンソール - レポート画面 | Looker Studio
せっかく課金したGeminiがいるので、レポートのタイトルはGeminiに英訳してもらいました。
「アメリカの各州ごとの平均youtube動画視聴時間」になります。
長すぎる上に、レポートのタイトルに書いたところで何の意味もないタイトルですね。
読むには長いし、読んだ上で中身をみても何もわからないレポートになりました。
感想
楽しい
データ領域は、大変広く、いまいち掴みきれていないものがたくさんあります。
とりわけダッシュボード作成は全く未知でしたので、早速だし掴みにいってみました。
入り口で脱線し、権限系でこけるというあまりにもあるあるなスタートでしたが、BIツールを使ってダッシュボードを作成する実績を解除できました。
正直な感想としてはこれ楽しいなだったのでやって良かったなと思います。
内容はともかく、見えるものになって「ピッ」と線が走っていくのは気分がよいですね。
そして、やはり「目的のないデータ蓄積、仮説のないデータ分析は、してはいけない」ということを改めて感じられました。
またなにか思いついたら活動してみようと思います。
脱線
外部コネクターについてみていたときに、気になるところがあったので脱線して調べた内容になります。
脱線①:データガバナンス
コネクターを利用する際の認証情報と、データソース側のデータによっては取り扱いに注意すべきものがあるので、気をつけないとなので、こういうの調べる時はいつも軽く眺めたりはする。
GDPRはともかく、HIPAAってなんぞや
出典:Looker Studio ガイド Looker Studio のデータ ガバナンス: 概要 | Looker Studio
HIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act)は、アメリカ合衆国での医療情報に関する法律
出典:HIPAAが必要とされる背景とは?日本へもたらす影響を解説 | FORTINET
詳しそうなのはこっちっぽいので後で読む。
厚生労働省(2024) 諸外国における取組について 厚生労働省 第2回健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ 2024年1月11日
日本の個人情報保護法でも医療は要配慮個人情報にあたるから、常にアンテナは貼っておきたいものです。
脱線②:TREASURE DATAのコネクター
TREASURE DATAを取り扱ったことがあるのだが、フィルターかけても出てこなかったので、独自に作成なのかなー。
などということが気になったのでTREASURE DATA側のドキュメントを確認する。
TREASURE DATA Looker Export Integration
Looker StudioがまだLookerと呼ばれていた時代の記載ですが、接続はできるらしい。
出典:Looker Export Integration - Recommended Architecture for Looker
| TREASURE DATA
細かいところはともかく、わからない単語として、「lakeshore data marts」と「Data Tanks」なる2語はちょっと気にしておきます。気にするだけで保留。
1.Enter the name of the connector: anyという表記から考えて、やはりTDとの接続はパートナーコネクションのうち、独自に作成を選択するものと考えるでひとまずは良さそう。
出典:Looker Export Integration - Make the connection on Looker | TREASURE DATA
残念ながらTREASURE DATAのアカウントは持っていないのでここは置いておきます。
あるいはなんらかのコネクターを試してもよいのですが、データソースを準備するのは本記事の主旨から外れるのでここもまた今度。
試すとしても単にデータソースにつなぐだけなら過去に散々やってるので、今回のようなスピード重視ではやりません。
ここでBIツールを試したことで、TREASURE DATAでもLooker Studioを使うという発想が生まれたので、脱線はここまでとします。
活動&執筆時間
全体で3時間前後
引用の理解が曖昧だったので迷ったところは全部つけました。
久しぶりに公開記事を書きましたが、理解の曖昧さに気づけたのは収穫でした。
別途整理を進め、随時対応したいと思います。
以上。