はじめに
今回は2024/03/02(土)に開催された「JAWS DAYS 2024」に行ってきたので、個人的な記録として残そうと思います。
私自身、
- AWSのイベントに参加するの自体初めて
- 単独での参加
という状況で、行く前は非常に心配でした。
しかし結果的には行って良かったと思えたので、興味があるけど行けてない人などの参考になればと思います。
目次
JAWS DAYSとは
JAWS-UGとは
参加した感想
印象に残ったセッション
まとめ
JAWS DAYSとは
JAWS DAYSは主催JAWS-UG、後援アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社で行われるJAWS-UG最大のイベントです。全国のJAWS-UGメンバーが中心となってイベントの企画、準備を行い、最新技術からビジネス、ライフスタイルなどAWSに関わる幅広いテーマでセッションが予定されています。
AWS初心者から上級者までのエンジニア、経営者や人事、マーケティング、エンタープライズからスタートアップ、中小企業など職種や業態・会社規模を問わず、たくさんの方に参加いただけるイベントです。
今回のJAWS DAYS 2024では「LEAP BEYOND」というテーマのもと、5年ぶりにリアルで様々な人が集まるイベントとなりました。
5年ぶりということもあるのか会場はオープニングからすごい熱気で、参加者は約1200人もいたそうです。
JAWS-UGとは
JAWS-UGは、AWS (Amazon Web Services) が提供するクラウドコンピューティングを利用する人々の集まり(コミュニティ)です。
一人ではできない学びや交流を目的としてボランティアによる勉強会の開催や交流イベントなどを行なっています。
私たちは日本全国に「支部」の形でグループを持ち、それぞれのテーマに基づいて活動を行なっています。
このコミュニティーは、非営利目的で活動しています。
JAWS-UGは「AWS User Group – Japan」の略で、日本におけるAWSのユーザーグループです。
JAWS DAYS以外にも様々なイベントなどが開催されており、どんなイベントがあるのか覗いてみても面白いかと思います。
個人的にはAWSセキュリティに関する情報共有の場である「Security-JAWS」に少し興味を持ちました!
参加した感想
以下に参加した感想をつらつらと並べていこうと思います。
- めっちゃ人多い!そしてすごい熱気!(特にAWSジャパンの長崎社長がスペシャルゲスト登壇したときはすごかった…)
- セッションの内容は技術的な話はもちろんのこと、体験談やキャリアの考え方など様々で、実務に役立つ話も多かった
- あらかじめ興味のあるセッションを見繕っておくといいかも!(セッション間が10分とかなので、ある程度決めておいた方が当日スムーズに移動できると思います)
- 顔見知りの人たちも多いみたいで、何度も参加してればそうなれるのかなあと少し羨ましかった
- 懇親会で名刺交換が活発に行われていて、もってくればよかったと少し後悔した(自分がもってなくてもらうだけなのは申し訳なかったけど、みなさん優しかった)
- 懇親会では多少積極的に話しかけないと、あまり話せず終わってしまうかも(ただ勇気を出して話しかけると気さくに話してくれる方ばかり)
という感じで、セッションの内容も豊富で、結構気さくな方も多く、単独の初参加でも楽しめました!!
個人的にはもう少し積極的に話しかけることができれば、もっと充実したかなあと思います。
とはいえ、懇親会で数人の方とお話しさせていただいたので、とりあえず初参加としては及第点かと思ってます。
印象に残ったセッション
【C-1】ぼくのかんがえたさいきょうのAWSへのリソースデプロイ
こちらはIaCツールやデプロイ方式などをパネルディスカッション形式で行うセッションでした。
セッションの参加者にもリアルタイムアンケートを取りながら、プロジェクターに表示していく方式だったため、いろんな意見があって面白かったです。
知らないサービスや、それぞれのメリデメなども言及されていて非常に参考になりました。
個人的に印象に残ったことは以下の内容です。
- IaC
- terraformはAWS,Azure,GCPなどだけでなく、DataDogなどのSaaSサービスについても定義できるらしい
- カスタムリソースというものがあり、CFnでLambdaを実行することが可能なため、CFn未対応のリソースなどをテンプレートに定義・実装出来るらしい(このセッション内でのユースケースとして、DBの初期化をカスタムリソースで行っている例があがった)
- PulumiというIaCツールがあるらしい(裏ではterraform動いており、CDKのようにコードベース書けるそうです)
- デプロイ方式
- Github ActionsはOICDで権限もらってデプロイが簡単にできるのでいい
- Amazon CodeCatalystというコード管理やCICD、issue管理などができる統合ソフトウェア開発ツールがAWSに存在する(東京リージョン未サポート)
- Github Actionsの基盤をGithub提供のものにすると、VPC内リソースへのアクセスが難しい(基盤をEC2等でVPC内に立てればいいが、多少作りこみが必要)
→そういう点ではCodeBuild等だとVPC内にCodeBuildプロジェクトを作成できるので、手間や運用負荷が少なそう
私個人としてはCodeシリーズを利用することが結構あったので、あまり話題にあがらなかったのが意外でした。
また、短い時間だったので話せなかったこともあるようで、もっといろいろ話を聞いてみたかったと思いました。
【A-6】AWS認定 Specialityレベルで満点取った時の勉強法
私もいくつかAWS認定試験を受けてきましたが、毎回850点前後で満点なんて取れそうになかったので、結構気になってました。
セッションの中身ですが、試験対策の勉強も大事だが、それよりも日常的にAWSの情報に触れることを大切にしているとのことでした。
もちろん試験対策として勉強が必要な部分もありますが、実務などで知識を活用するにはやはり日々少しでもサービスや情報に触れて、インプットする必要のは大切だと私も感じていたので、とても納得しました。
その中でいくつか具体的な事例を出してくれましたが、特に気になったものが「AWS Card Clash」といカードゲーム形式でアーキテクチャを勉強できるサービスです。(下記がAWSによる紹介ページです)
そんなものがあることを知らなかったので、ゲーム感覚でアーキテクチャを学べるのは面白いなと思いました。(SecurityGroupやWAF、IAMで敵からの攻撃を守ったりしながら進めるようで、楽しみながら学べそうだと思いました)
【A-11】AWSセンセーション私とみんなが作ったAWSセキュリティ
こちらのセッションは奇抜な設定でとても面白かったです。
このセッションは主人公が「AWSのセキュリティ対策がきっちりできていないと脱出できない部屋」に閉じ込められるという設定で始まり、少しずつAWSセキュリティの強度を上げていくという流れで進みました。
会話ベースの部分と解説部分が交互に展開されていき、最後まで面白かったです。
また、初心者においてもとっつきやすいような内容でしたが、ある程度経験している人でも再認識が重要な内容でもあったので、いろんな人に有用な内容だったようにも思えます。
私個人としては基本的に実施しないといけないよなと認識できているところが多かったですが、「AWSセキュリティ成熟度モデル」という基準があり、そのチェックシートもAWSから出ていることは初めて知りました。
位置付けとしては公式ドキュメントではなく、参考資料となっているようですが、とても参考になる内容だなあと思いました。
位置付け
- このモデルは AWS 公式ドキュメントの一部ではありません。これは、AWS セキュリティ専門家のチームによって作成され、数十のピアレビュー (正式なプロセスではありません) を通じて検証された一連の独自の規範的なガイダンスです。
- 現在、顧客のセキュリティ体制を向上させるために 100 人を超える AWS ソリューションアーキテクトによって使用されており、過去 12 か月で 40,000 人を超えるユニークユーザーがいました。
- 一般的なアプローチに従っていないため、優先順位付けの基準を理解するには「はじめに」セクションを参照してください。
- このドキュメントは Well-Architected や CAF に代わるものではなく、優先順位付けを支援し、学習を簡素化することを目的としています。
まとめ
今回はJAWS DAYS 2024に参加した所感を個人的な記録として記載しました。
はじめは行こうか迷っていましたが、いざ参加してみると様々な経験をした人の話や身になる情報がたくさなり、非常に有意義な時間を過ごせました。
今後もいろんなイベントに参加して、自分のコミュニティや知識の幅を広げていきたいなと思えるきっかけになりました。
もしAWSのイベントに行こうか迷っている人がいれば、ぜひ一度行ってみると面白いと思います!!