概要
Cockpitを利用してサーバ及びVMを管理するためのインストール/セットアップ手順です。
Cockpitで管理するサーバにはCockpitをインストールしてcockpit.socketを起動させる必要があります。
Cockpitは標準でポート9090を利用しますがGitLabを利用されている場合はポート9090は既に利用されているため別のポートを利用する必要があります。
Cockpitサーバのセットアップ手順
Cockpitのインストール
aptを利用してCockpitをUbuntu20.04にインストールできます。
- sudo apt update
- cockpitをインストール。
sudo apt -y install cockpit - Cockpitを起動する。
sudo systemctl start cockpit - 確認する。
sudo systemctl status cockpit - OSを再起動した場合でも起動するようにする。
sudo systemctl enable cockpit
ファイアウォールの設定
Cockpitはデフォルトでポート9090を利用します。ファイアウォールが有効な場合はポート9090を開放します。
- ファイアウォールが有効か確認。
sudo ufw status - 無効な場合はこのファイアウォールの手順はスキップ
- ポート9090を開放。
sudo ufw allow 9090 - 設定を確認。
sudo ufw status
Cockpitページの表示
Webブラウザから次ぎのURLを開くとCockpitのページが表示します。Cockpitはデフォルトでポート9090を利用します。
http://:9090
Cockpitで管理するサーバにCockpitのインストール手順
- sudo apt update
- cockpitと関連パッケージをインストール。
sudo apt -y install cockpit cockpit-packagekit - sudo mkdir -p /usr/lib/x86_64-linux-gnu/udisks2/modules
- Cockpitを起動する。
sudo systemctl start cockpit.socket - 確認する。
sudo systemctl status cockpit.socket - OSを再起動した場合でも起動するようにする。
sudo systemctl enable cockpit.socket
Cockpitが利用するポートの変更
- 利用されているポート一覧を表示
sudo lsof -i -P -n | grep LISTEN
特定ポートが利用されているか確認
sudo lsof -i:9090 - ポート9090が利用されている場合は別のポートを利用するように設定する
- Cockpitソケット設定用のディレクトリを作成。
sudo mkdir /etc/systemd/system/cockpit.socket.d/ - ディレクトリに移動。
cd /etc/systemd/system/cockpit.socket.d/ - 設定ファイルを作成。
sudo vi listen.conf - 次のように内容を追加。ポートを変更する場合は最初に「ListenStream=」が必要です。
[Socket]
ListenStream=
ListenStream=<利用するポート番号> - デーモンを再ロード
sudo systemctl daemon-reload - Cockpitを再起動
sudo systemctl restart cockpit.socket
- Cockpitソケット設定用のディレクトリを作成。
- ファイルウォールで指定したポートを開放
上記の「ファイアウォールの設定」を参照
以上