概要
米ServiceNowファーラムで日本人で始めたレベル5に到着しました。それでレベルアップの仕方について説明します。
多くのソフトウエア関係のサイトにはユーザからの質問に参加されているユーザが答えられるフォーラムがあります。欧米では急成長しているServiceNowでも同じようにコミュニティーフォーラムはあります。
https://community.servicenow.com/community
ServiceNowコミュニティフォーラムでは質問の回答や記事を書くことでポイントを獲得することができます。一般のコミュニティフォーラムでは回答数が多いとレベルが上がりますが、ServiceNowフォーラムの場合は他ユーザから評価された場合のみポイントが与えられます。例えば記事を書いた場合でも他ユーザがその記事を良いと評価された場合のみにポイントが与えられます。同じく、質問への回答も質問者及び他ユーザから評価されるとポイントが与えられる仕組みです。要するに回答数ではなく、他ユーザから回答の評価されないとポイントは取得できません。
その仕組みが難しいことは、他ユーザが先に正しい解答を投稿されるとポイントは取得できなくなることです。要するに他ユーザよりも早く正しい解答と投稿する必要があります。
前提知識
質問に回答するためにはServiceNowの前提知識が必要です。よいことにServiceNowは次のサイトで無償のオンライン教育を提供しています。「Fundamental」が付いているものは基本教育なので「ON DEMAND」のものは受講します。「LIVE CLASS」はかなり高額の有償教育になるので避けるよいうに注意します。2021年中にはすべてON DEMAND教育を提供する予定のようですが、残念ながらまだ無い教育もあります。
https://nowlearning.service-now.com/
Simulator教育は課題が設けられている特定教育用ServiceNowインスタンス(環境)の教育です。有償を書かれていないものは無償ですのでこれも受講することを推奨します。
フォーラムに参加
勉強したらすぐにフォーラムに参加して回答を始めるのではなく、段階的に参入します。
他の人の回答から勉強する
フォーラムに参加した後に直ぐに他人からの質問へ回答するよりも他の人の回答を調べます。この時に必要なのはServiceNowから個人用にていっ用されている無償環境です。
https://developer.servicenow.com/
ただ他の人の回答を読んでいるだけではなく、自分の環境で実行して見ます。同じような質問も出てくるので出来る限り多くのフォームやスクリプトを自分のServiceNow環境に貯めます。早く回答をする必要があるために、毎回0から開発することはできないので手順と基本フォームやスクリプトを貯めます。質問を読んでから10分以内に回答を出来るようにします。
人により実際に実装しないで回答している人もいますが、慣れていない場合は実装して確認してから回答した方がよいです。間違えた回答が多いとフォーラムでの評価が下がり回答しても見ていただけなくなります。
自分で質問をする
他の人の質問に回答する前に自分で質問を出してどのように回答されるかを調べます。色々と回答が届きますが、間違えた回答も多くあります。どのような回答が良いと思えるか、それに自分に付加価値をつけて回答できるかを考えます。1つの質問に正しい解答は1つしかつけられませんので、他の人よりも早く、正しく、より価値のある回答を出す必要があります。
質問に回答
他の人の回答を読んで慣れてきましたら自分でも回答を始めます。読み間違えたりして、間違えた回答をする場合もありますが、諦めなずに続けると2週間ぐらいで回答が正しいとされ始めます。自分が出した質問でも間違えた回答が多いので、間違えた回答しても問題はありません。回答してフォーラムに慣れた方が良いです。ただし、2週間経過してもポイントが得られない場合は勉強不足と可能性が高いので最初から勉強をやり直した方がよいです。
自分の回答が正しいと思われるのに他の人の回答が選ばれた場合は何故他の人の回答が選べれたら考えて次回の回答を改善します。より良い方法がある場合もあります。
回答に気を付ける必要があるのは質問者のレベルである。業務担当者の場合はスクリプトを書けないのでスクリプトの回答をだしても分からないので出来る限りUI PolicyやFlow Designerを利用する。
スクリプトを書ける人の場合はどこでスクリプトを利用しているかを指定してくるので、それに合わせす。
スクリプト質問
ServiceNowフォーラムではスクリプトの質問が多い。その中には質問者が提供したスクリプトが正しく動かないので原因を調べるものもある。
私はクライアントの場合はmaintain itemでフォームを作成して試し、サーバ側の場合はScripts - Backgroundを利用する。
Script Includeの質問は既に集めた雛形を参照する。
ServiceNowは言語としてJavaScriptを利用していため、JavaScriptの基礎知識は必須ですが、ServiceNowから提供さあれているライブラリも多い。時間がある限り以前の質問/回答を調べてそれらを使い方を覚えて置く必要がある。レコード検索と時間に関連して関数は取得して置いた方がよい。
ServiceNow操作
スクリプトを書きながらテストをするためにテスト用とスクリプト用のタブをWebブラウザで開いている。残念なことに戻るボタンを押下すると両タブで最後に開いたページから戻ることになる。アプリケーションナビゲータから再び検索してページを開き戻すのは時間が掛かるので、履歴ボタンを利用する。
その他にもアプリケーションナビゲータからページを検索して開くのは時間が掛かるので、<テーブル名>.listなどで直接ページを開くようにしている。そのためには頻繁に利用するデータベーステーブル名やページ名を覚えている。
なお、一般ユーザはレベル名で質問してくる場合が多い。ただし、スクリプトではシステムでの名前を利用する必要がある。その用な場合はテーブルをlistで開いて、テーブルヘッダを右クリックしてテーブル定義を開く。
ServiceNowフォーラムの問題
他ユーザに評価させるのは基本的に良いアイデアだとは思えますが、問題もあります。要するに不正をする人が現れることです。
例えばある海外会社の人は意味が無い記事を多く投稿して自社の他ユーザ数人から評価していただいくなどしてポイントを稼いでいましす。数行の複数の記事に大勢の人が良い記事だと評価されています。誰が見ても不自然です。
その他のも他の人の解答を複写して自分が投稿した回答が正しいとマークするようにお願いする人もいます。
その他にも質問に答えていない回答をして、何回もポイントを乞う人もいます。
このように問題はありますが、フォーラムとポイントの基本は楽しむためなので、ポイントを荒稼ぎの人は放って置いて自分のペースで参加することをお勧めします。
最後に
ServiceNowは海外で多く利用されているため、365日、24時間質問は投稿されていますのでいつでもチャレンジすることはできません。自分のスキルアップの為にもよい経験になります。
平日の18時から翌朝の2時ぐらいまでは質問も多いけど、豊富な経験者も多いので回答のページが早いので最初は避けた方がよい。しかし、22時から翌朝の2時までが質問が多いのでポイントも稼げる可能性が高い時間帯になる。経験を積んでからこの時間帯に参加するとレベルが上がる。